2018年5月18日金曜日

orcaオルカプロジェクト 日医総研  について

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orcaオルカは日本医師会が開業医向けに提供する 診療報酬請求事務を行う ネットワークにつながったパソコン用のアプリケーションソフトだ。 ソフト自体は無料で 診療報酬改定に伴うソフトの更新も無料だ。 これを 日医総研が 行うようになった 最大の理由は 現在AMED委託事業となっている ことをorca を通して 行うことだった。国民の医療状況をリアルタイムに近い形で把握し 治療予防に使っていきたいということだ。 たとえば ある地区で インフルエンザのお薬の処方が増えだしたとか わかる。 それによって 治療薬の供給体制、計画が 円滑に行われる。またそういう状況を伝えることによって 診断が正確になったり 学校での予防対策も取りやすい。
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 AMED委託事業 日医のホームページから引用
平成30年に施行される次世代医療基盤法を受け、AMEDから委託されている研究事業 SS-MIX2規格の診療情報を中心とした生涯保健情報統合基盤の構築と利活用に関する研究」を進めています。診療所などから各種の標準化された情報(医療情報、健診情報、介護情報、死亡情報、生活情報)を安全に収集し、名寄せした上で集積し、利活用者の依頼に応じて匿名加工を行って提供する構想です。乳幼児期から成人・老年期まで繋がる医療情報が一元化されることで、疾病や健康上の課題の抽出・解明に寄与していきます。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

国家から提供されたデータ たとえ厚生の指標など だけでは  遅く かつ おおざっぱだ。 野党がいろんな提案ができず、不正の 追及も できないのは データがないからだ。 そんな思いから orca プロジェクトが 立ち上がったと 思われる。

 一方 診療報酬請求事務は 電子化され  そのデータは  利用できる形で蓄積されている。医師や患者が 作製に携わっている ビッグデータだ。 現在支払い事務のみにしか使われていないが 治療効果判定や医師の意思決定の補助 医療機関や医師の能力判定 など いろいろと 使われ行く可能性がある。  その使う 権限は 医師や患者にあるのではなく 国家にあると 思われる。 

 orcaプロジェクトは Alとビッグデータ の 発展から 取り残された感がある。

どうする日本医師会。

これとは別に 介護保険というものがある。 介護保険は医療保険よりうんと新しい。平成9年である。できた当座から 保険請求事務、介護認定事務 が 電子化されている。  医療保険で病名にあたるものが 要介護度、治療にあたるものが デイサービスなどの介護サービスと 考えると 分かりやすい。   蓄積されたデータは 介護保険料の決定や 予算  介護認定事務に 反映されていると思われる。 介護サービスの決定補助や サービスの創設 効果判定 など 使うべき方向は 山ほどあるが 一般市民の目には見えてこない。 

 介護サービスが増え続けても破綻しない介護保険を作った方々。すごい能力だと思います。 どうか 介護保険のビッグデータも 政策に反映できるように してください。

 

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