カミュの言う不条理について 神や法との関係を知りたかったので イントロダクションとして この本を買った。 まえがきを読むと カミュの「ペスト」の記述が冒頭にあり、 リアルに分析し記述してある と 書かれていたので、感染症について つい 目が移ってしまった。
短い文章で実によくまとまって紹介している。
p3 まえがき
カミュの「ペスト」は、病の不条理な出現に始まって、人々の根拠なき楽観と、権力者および官僚組織の無責任なことなかれ主義を根本的に批判し、伝染病が社会構造と人間心理に及ぼす大きな影響をじつに細やかに分析しています。
現在のコロナ感染症の広がりに対して 当たっているか当たっていないかは 別として カミュの優れた能力を 書いています。