2020年11月19日木曜日

発熱患者の外来診療検査体制確保に係るQ&Aを読んで

 


新型コロナウイルス感染症が指定感染症となって10ヶ月近く経とうとしている。感染の広がりの第3波が押し寄せて、多くの人の新型コロナウイルス感染症に関連した不安は 一向に解消しない。政府、医療機関などが 全力をあげて対応しているにも関わらず解消していない。

 重症化する人の割合が感染症と診断した人に比べ確かに減ってきている。PCR検査、抗原検査の行える機会が増えて、悪化しないうちに早期に受診して診断がつけられるようになった事が 良い働きをしていると考えられる。と多くの専門家は見ている。

 一方このQ&Aでわかるように指定感染症として 患者さんを扱うために その診断のために 医療機関は かなりの制約を強いられている事がわかる。医者の仕事である 困った人を助ける事 が 行政検査がある事で自由にできないのである。 迅速な治療に取りかかれないと言って良い。検査が増えることによって早くはなってきているがまだまだなのだ。医者の裁量や責任と患者との対話の中で進めていく診療ではないのだ。  

 そこが 多くの人が持っている不安を解消できない一つの原因ではないだろうか。

2020年11月4日水曜日

 ライフログ

 

ガーミンのライフログが取れるデバイス

これを使っていたがWebアプリの通信障害や本体の故障のため使わなくなった。
独居の田舎暮らしの老人にとって、新型コロナウイルス感染をいち早く見つけてくれる手段として利用できないかという期待感から買って試したものだ。
これはパルスオキシメーターと同じ原理を利用している。このデバイスでは酸素飽和度は数字として出せないようになっている。医学的な機器として承認されていないからだ。 けれど 脈拍数やドリフトの具合からいろんなことがわかってくる。呼吸数や睡眠の深度など。新型コロナウイルス感染症では、発熱や呼吸感染による変化が 初期から見られることが報告されている。 個人のライフログとしてと同時にビッグデータとして 集団がどのような感染状態にあるのかを知ることにもやくにたつ。一方ライフログ自身も通信と結びつくことによって リアルタイムに個人の監視が出来るということにもなる。
 通信の高速化と画像の高精細化は 今は渋谷の交差点の人混み具合を知ること以上に ライフログの一つである 瞳孔の大きさも 監視できるようになる。 あるニュースに対してAさん、Bさんの 反応がリアルタイムにわかるのである。
 
個人の監視とビッグデータの活用を どのように折り合いをつけて行くか、技術的には可能なことが多いので 難しい所だ。