2021年2月28日日曜日

本 AI・ビッグデータの罠 キャシーオニール著 インターシフト

 AIができる前から よくることだが 石川青年の裁判やテレビドラマの偏見からでる犯罪で

みられるパターンです。

p159

悲しいことに、逮捕数をカウントし、類は友を呼ぶという前提でモデルを構築するほうが、はるかに簡単なのだ。犯罪者に囲まれて暮らす無実の人々が醜い扱いを受ける一方で、法に従う人々に囲まれて暮らす犯罪者、罰をうけることなくぬくぬくと過ごしている。貧困と犯罪報告件数との間に強い相関がみられるせいで、貧しい人ばかりがデジタル捜査の網に引っかかる。それ以外の人々は、そのことについて考える必要性さえほとんどかんじていないのが現状なのだ。


2021年2月24日水曜日

本 暗黒日記 本 暗黒日記 清沢洌 著 評論社

p182 昭和18年11月15日(月)

。。。。今度の徴用は非常に広汎だ。こんなに徴用して一般産業が運転できるのか。この辺についても経済観念に暗愚な連中がやっているから無理がある。徴用工には能率があがらない。おそらく厭戦的な気分を煽り、その集団から不平的爆発が起きはすまいか。


軍政のわるい面がでてきて 作者は心配している。

2021年2月20日土曜日

毎日 大量の電力を消費する生活をしている。ほとんどが発電所で作った電気を送電線をとおして買って消費している。

電力を供給してくれる のは 発電所。 発電所は 何等かのものを燃やして タービンを回して 回したエネルギーを電気エネルギーに変えて 送電線につなげている。

燃やす燃料は 石炭、石油、天然ガス、バイオマス、核燃料だ。 

1容易に燃やすことできる

2大量に手に入る燃料

3安く手に入る

4安定的に手に入る

5燃やすことによる廃棄物をださない。

そういったことで 燃やす燃料がきめられる。

まず今の生活が大量の電力を消費することによって成り立っていること。 燃料の選択肢はいろいろあるが いろいろな条件と 電力の値段の 兼ね合いでどの燃料を選ぶか左右される。




原発についての 議論がたりない

 廃棄物処理施設の場所のニュース、先日の震度6強の地震で冷却水プールからの水漏れや水位低下のニュース、原発施設への不法侵入を隠ぺいしたニュース、 など 最近でも いろんな 原発に関係があるニュースが多い。  そして 東電、原子力規制委員会、日本政府に 対する 不審感がずっと続いている。  それらのことは 原発によってつくられる電気エネルギーは ほしい と 言う気持ちと 原発は危険でかつ結局はコストがかかるので 早期に廃炉にしもうこれ以上新しい原発は作らないという 気持ちが 混在しているから おこる現象ではないかと思う。  どちらかの意見に集約していったほうが 国の方針としてはよいように思う。 そのためには 議論が必要だ。 そして それぞれの気持ち意見が なぜ そんざいするのか その 良いところ 悪いところを 拾い上げなければならない。 考えないでばらばら先送りすると エネルギー供給も不安定になるし、放射性廃棄物がどんどん蓄積されていくばかりである。

2021年2月16日火曜日

新型コロナウイルス感染症関連情報 を 振り返って: 政府の指示の特徴 指示を出してしまえば うまくいったと思ってしまう。

 NHKの コロナ関連の時系列にニュースをまとめたものがある。

2月3日 乗客の感染が確認されたクルーズ船 横浜港に入港

2月13日 国内で初めて感染者死亡 神奈川県に住む80代女性

2月27日 安倍首相 全国すべての小中学校に臨時休校要請の考え公表

 みなさんは 感染の怖さを実感しないときに2月27日 なんで 安倍首相が あんな強権的なことを 言い出したのか 不思議がった。 しかしこれは 安倍首相が 気まぐれに 言ったことではない。

 クルーズ船 国内での死者 などをうけて 2月16日 首相官邸において、安倍総理大臣出席のもとに、新型コロナウイルス感染症専門家会議が開催され、感染経路を追えない複数の事例が確認されたことから、感染の段階が国内感染の早期に進んだとの認識で一致しました。

と ある。 令和2年2月17日 日医の横倉会長から 都道府県医師会長、郡市医師会長あての  文章より。

 さらに この会議での 認識について こう書かれている。

 感染経路は飛沫感染、接触感染

 一部の患者に強い感染力を持つ可能性がある。

 無症状病原体保有者がいる。

 無症状~軽症の人が多い

 発熱や呼吸器症状が1週間前後持続することが多く、強いだるさ(倦怠感)を訴える人が多い。

 高齢者、基礎疾患保有者は重篤になる可能性が高い

 対症療法が中心で、特別な治療法はない。

さらに 国から本日付けで別添のとおり同感染症について相談受診の目安が示されたところです。

また 帰国者接触者相談センター に も相談しなさいと 書いてありました。


あれだけ ちゃんとした 感染症の認識を 持っていました。 しかし、 その後感染症はどんどん 広がっていきました。  

 相談をうけて ゆっくりPCR検査で 患者を拾い上げて 重症者を 集中的に治療すれば

なんとか なる と 思っていたのではないだろうか。

指示を出せば 相談業務も検査、診断も さっさと進むと 思っていたのではなかろうか。

指示を出してしまえば うまくいったと思ってしまう。 そこが 大きな欠点だと 私は 思っている。

 


  その指示後 症状が出てから 隔離や治療開始までに 2週間以上かかるケースが ありました。 相談業務、感染経路調査、診断 は 後手後手となりました。 無症状病原体保有者がいることを認識しながら のんびりした 対策だったのです。 無症状の方、治療開始されない方は当然 ウイルスを あちこちに 広めます。


 指示を出してしまえば うまくいったと思ってしまう。 欠点です。

 

2021年2月15日月曜日

本 日本と世界の発電地図帳   技術評論社

 地震による使用済み核燃料冷却プールからの水漏れ、 40年以上たった古い原発の再稼働許可など 原発にかんするニュースは今も 多い。

福島原発事故 以後 世界のエネルギー事情は大きく変わった。 原発の不使用、石炭火力発電の増加、再生可能エネルギーの普及など 方向に変わっている。 

コロナ感染の広がりや、中国とアメリカ合衆国オーストラリアとの対立などで、中国の国内の映像が よく ニュースで見られるようになった。 巨大な都市、人口の増大、高層ビル、列車交通網 など など とてつもなく 電気エネルギーを 消費していることが 映像を通して 直ぐ理解できる。 これから さらに 多くの 電気エネルギーを 消費し続ける ことも 簡単に想像できる。 電気エネルギーの需要にたいして 供給がどのようになっているのか気になるところだ


。 一つの例として 原子力発電の 世界の分布を地図で、見てみた。














2021年2月14日日曜日

AI文献検索

 発行されている 全ての 論文を デジタル技術を駆使して キーワードの相互関係を 調べて ある事象に至る 原因が どんな因子なのか 抽出していくことが 行われる。 しかし 関係が濃いかうすいかが示されるだけで 原因と結果の関係があるとは言い切れないことが 多い。 AIの出す答えは物足りないのだ。

 科学者は 発行されている文献全てに 目をやるわけではない。自分の研究が 誰よりも 新しい研究なのかを知ることは 文献を読む一つの目的である。 文献を読む 他の目的がる。科学者が 自分のアイデアを 浮かべた時 それを補完する研究が過去になされていないか を 調べることが結構ある。例えば PCR の 原理を書いた論文や 失敗しないPCRの仕方が書かれた論文である。 そんな論文がないかなと思って検索するのである。 

 この論文の検索は 科学者自身のアイデアが ある時 役に立つのである。 アイデアは AI の苦手な事だ。


うまく書けてはいないが。人間の長所とAIの短所を 書いてみた。

2021年2月13日土曜日

本 暗黒日記 清沢洌著  評論社

 P176 昭和18年11月4日

極めて重要だ 。。。「三国共同宣言 英米ソ三国並びに 重慶政権は 1942年1月1日 反枢軸各国の。。。。。。 。。。。。。。。。。」


国際連合の 安保理 常任理事国のうち4国 だ。 昭和18年11月4日 の 日本国内の人が 認識している。

本 暗黒日記 清沢洌著 評論社

 p174

昭和18年11月1日

日本人のモラールの低下したことは驚くの外はない。こんな国民が指導など断じてできるものに非らず。戦争の際は、他の面のみ強調される事、また物資が不足する事、気が荒くなる事、道徳方面の統制力が弱化する事、そんなことから こうした低下現象が生まれるのだ。



2021年2月11日木曜日

本 文明の衝突 サミュエルハンチントン著  集英社

 私の本棚に 飾ってある つんどく状態の 本だ。ほとんど読んでない。けれど 捨ててはいない。

 この本は1998年6月30日 第一刷発行。ベストセラーになった。 その後に起こる 事件の説明に 文明の衝突という 言葉がよく用いられた。 作者は一つのテーゼだと言っている。

アイデンティティーや多様性を 再考させてくれる 反面教師でもあった。 一方 先入観が さまざまな分断を作るということに 利用された。 にわか学者が活躍するきっかけも作った。

2021年2月9日火曜日

本 CISOハンドブック JNSA CISO支援ワーキンググループ著  技術評論社

 私は1970年ごろ大学の教養の時代を過ごしている。 卒業して働き始めたのが1978年。

そのころの コンピュータ関連の授業。デジタル回路の原理、コンピュータの原理、ミニコンなどで動く プログラム言語(アセンブラ、フォートラン、コボルなど)の 実習 ぐらいだった。  ネットワークや大容量なんて 習う人も教える人もいなかった。

 デジタル庁ができることが決まりましたが まともなものができるのでしょうか。今の大学生は大学でどんな教育を受けているのでしょうか。専門の分野を学ぶにしても教養の時に 情報セキュリティの ことを 学んで ほしいです。 いい教科書を見つけました。




本 暗黒日記 清沢洌著 評論社

 昭和18年10月22、23日

。。。嶋中くんより電話あり。僕の身辺に関しデマが飛んでおり心配している。言動を気をつけてくれよと。。。。。。兎に角、下らぬ誤解を受けないため、できるだけ注意をするつもりだ。信州の秋は寒い。。。。

美空ひばりの 川の流れのように

 この曲が発売され頃。美空ひばりが 小椋佳など 秋元康 など 新しい楽曲を提供する 人の歌を 歌っていた頃だ。 私は それらの 歌が 理屈っぽく 情緒がなく 詩的でない。情景も浮かばない。好きじゃないと 思っていた。  けれど 最近になって 好きになった。 

今聞いても 具体的な情景が浮かぶわけでもなく、理屈っぽい。 けれど

知らず 知らず 歩いてきた とか    

曲りくねった道       とか

ああ 川の流れのように   とか


とても 心に 響く


時代は 変わる 自分も 変わる 

2021年2月8日月曜日

「篤姫」見たい

 「麒麟が来る」がおわりました。

NHK大河ドラマ 篤姫 の 頃です。記憶があいまいですみません。

そのころ 厚労省は 地域包括ケア、多職種連携、顔の見える関係 などと 言い出していました。二条駅近くの医師会館か京都駅近くの会館?で 講師を招いて勉強会がありました。多職種の方が来られ盛況でした。 介護保険制度に 多くの業種が参加し一般になじんできた時期でした。 私は また厚労省が嫌なことを言い出したとおもって 参加はしたくありませんでしたが 伝達講習の意味もありさぼることはできませんでした。聞いて帰って会員に説明する義務がある講習会でした。 最後の講師で もう聞き飽きた頃でした。 時間も遅くなりました。 講師が 受講生の早く帰りたい素振りをみて 急に 「篤姫見たい」と 言い出しました。 みんなうなづきました。ほとんどの人が篤姫を見に早く帰りたがっていたのです。 考えてみれば 顔の見える関係という講演の1つの趣旨が 伝わった瞬間だったのかもしれません。

ところで 麒麟が来るは 新型コロナウイルス感染の影響で 途中中断がありました。昨日年をまたいで 無事 最終回が 終わりました。 私はいい作品だと 思います。タイトルの終わりに演出の名前が出ますが 1人ではなく2人の連名です。監督がダブルというのも珍しいと思いました。 キャスト の 年齢も若い。むかしの俳優が ほとんどいなくなっている。 キャスティングは最初はどうかなと私は思っていました。 しかし、それぞれの俳優が一回目の出演より次の回 その次の回と 回を重ねるにしたがって うまくなっていきました。演技に厚みが増していきました。 俳優も監督も 自分の演技演出を何度もみて 研究していたのではないかと 思わせました。 コロナの影響の良い面が出たのでは ないかと 思いました。

NHKの大河ドラマは あのころの 自分、世間を 思い出させてくれます。


2021年2月7日日曜日

2021年2月5日金曜日

機能性表示食品のコマーシャル

 ナンチャラは歩く速さを改善する 働きがある事が報告されています。

ナンチャラaはナンチャラを3000mgを含んだこういう製薬の機能性表示食品です。

ナンチャラaを わたしものんでいます。のみはじめて しっかり歩けるようになりました。

(個人の感想です)

ナンチャラaは 今なら 30分以内 50%オフの980円でお届けします。しかも今なら送料無料です。



ナンチャラaが 歩く速さを改善するとは 一言も言ってはいません。 歩く速さを 改善するのは ナンチャラなのです。

2021年2月2日火曜日

お茶の水博士 と ものしり博士

 最近 よく思い出す。鉄腕アトムに出てくる 2人の博士。小学生中学年の頃まで 漫画やアニメが大好きで  よく見ていた。 特に鉄腕アトムは好きだった。 けれど 記憶が 曖昧になっているので今から書くことはいい加減だ。

アトムはヒトとロボットのことでいつも悩んでいた。お茶の水博士は でか鼻で 髪がウェーブがかかった長髪、白衣を着ている、特別優秀と言うわけではないが 自分の信念を持って科学に取り組んでいる。 ものしり博士は たまに出てくる。とても優秀。もしかして アトムを作ったかもしれない。体は小さい老人で髪はバーコード状態、鼻の下にへの字の白い髭、チェックのブレザーを着ている。

 最近 AIやロボットが 日常の中によく出てくる。 よけいに 2人の博士のことを思い出した。 お茶の水博士は 科学  ものしり博士は 科学技術  と 手塚治虫は 言っていたのかもしれない。

2021年2月1日月曜日

本 AI.ビッグデータの罠 キャシーオニール著 久保尚子訳 インターシフト

第5章 「正義」 「公平」が「効率」の犠牲になる。

p140

 そして私たちは、自分たちが扱っているツールは科学的にかつ公平であると信じ込み、貧しい人々を犯罪者に仕立て上げるのだ。


便利なツールを使った結果がどうなったかを冷静な目で 見る必要がる ということだ。上に書いた例はいっぱいあるのではないだろうか。と 私。