2023年8月29日火曜日

本 多様性の科学 マシューサイド著 

 翻訳なのでなんとも言えないが

p98 ホパーの名言は常に私のお気に入りだ。


この本に書かれていることとは 考え方が 違う。 先入観だらけ、多様性なしの 箇所だ。

これは マシューさん自身が 多様性の考え方でない ことを 示しているのかもしれない。

 よく目で見れば 自分自身への戒めのために この本を書いているのではないか と おもった。

2023年8月18日金曜日

来週は電子カルテを使った先生の診察です。

 もうすっかり大病院では定着している電子カルテです。医者になった頃にはすでに電子カルテがあった30代の先生はどう思っているのだろう。10数年前まで多くは紙カルテだった。電子カルテ以前は紙カルテ レセプトの電子請求 と 言う時代が長く続いた。 当初は紙カルテの左側部分を電子カルテに変えついでにレセプト入力も 医師に任せて はぶける というものだったとおもう。入力は医療秘書に任せるということも言われたが医療秘書を雇える余裕のある病院はない。患者を病院に紹介すると患者は不満だらけだった。顔も見ないでキーボードばかり打っている。聴診器一つもあててくれない。などなど。

あれから 15年ほど経っている。今は電子カルテは当たり前。 診察は機械的。データの表現は共通、病名や所見の表現も共通。クラウド上のサーバーに診療データは蓄えられている。クエリーや検索も 容易。 一方ランサムウエア、マイカードなどの失敗による本人確認の不安定さに さらされている。患者と医師のコミュニケーション不足による 不満は増加している。もう諦めていると言ってもいいかもしれない。

電子カルテの改善が もっともっとなされてほしい。 生成AIを使うことによって言語、医療用語はもっとつかいやすくなる。インターネット回線、ローカルネット、専用線の改善により 通信の失敗の不安がなくなる。VRなどを使った説明と同意も容易になる。 診断補助、治療法選択の補助は今以上となる。それらによって 医師自身が電子カルテに縛られることなく、より患者のことを聞き考える時間が増えていくということも考えられる。



2023年8月17日木曜日

本 グーグルで必要なことはみんなソニーが教えてくれた 辻野晃一郎著 新潮社

 2010年 発行の本。ここに書いてあるようなことを 信じ 起業してみようと 思う人がいたなあと 思う。

このプロローグ

2割8割の法則 日本人の性格、発展パターンを 展開している。そして 今が大きなチャンスがあるといっている。


その考えは2023年の今となってみれば古臭いものに感じる。 グーグルやアップルの発展は 科学技術の追求そのもののように私には見える。アメリカ合衆国連邦憲法に法り 自分をどうやって大きくしていくか、 たゆまぬ 努力をしてきた 結果だと私はおもう。

2023年8月3日木曜日

本 絶滅寸前季語辞典 夏井いつき 著

 俳句は短い。季語があることで 読者をある風景に一気に引き込んでしまう。 hypertextはそれをクリックすれば 別の世界に連れて行ってくれる。 短く文章を書く道具という点で季語とhypertext はにている。 季語は それを知っていると ある時期の何処という 風景の中に読者を連れて行ってくれる。 

この本は季語辞典ではあるが 絶滅寸前の季語の時点なのだ。 殆ど使われていない季語の辞典なのだ。 ここに書かれた季語が突然俳句の中に出てきても なんの 情景も浮かばない 季語なのだ。  その点ではhypertext と違うかもしれない。クリックして飛んだところは 確実に そこに到達するし 写真や文章は完全に決められたものだ。 想像するような楽しみはない。機械的だ。

2023年8月2日水曜日

厚労省報道発表資料より 介護給付費等実態統計月報 

 令和4年6月より 介護保険サービスの受給者の 施設からの介護報酬請求に基づく審査分について 総数、請求額が 月ごとに発表されている。介護報酬請求は電子請求であるのですぐに数字がまとまるのである。

グラフになっていない、1か月ごとなので、 経過が 意外とわかりにくい。 報道発表資料を 一か月ごと令和4年6月分から令和5年4月分 までの10か月 の経過をたどることができた。

介護保険法の取り扱いの変更によって 介護予防サービス や 地域密着型サービスが 追加されている。 はたして 厚労省の思惑通りになっているかどうか。

つまり 介護予防サービスを設けることによって介護サービス受給者が減少すること。 地域密着型サービス、介護予防サービスを設けることによって 施設サービスが減少すること。

以上の2点である。 まだ その効果をはっきり見ることはできない。はてさてこれから どうなっていくことやら。

厚労省も何とか介護保険にかかわる 費用を へらそうと必死である。

ある種の違和感 「美しい日本」後遺症 

 安倍元首相が 美しい日本と言い出した時には 日本人の半分くらいは 変 何を言い出すのか、と 思っていた。神道大乗仏教国体護持、国民総動員、何も考えないで 賛美する など と えらいことになったと思っていた。 この流れは戦後のアメリカ民主主義の導入一辺倒、一億総白雉化からの反動 で 安保反対 学生運動 あさま山荘事件による終結 そこからの 違う反動 そのながれにそったものが 美しい日本 だった。 今現在その流れは まだ続いている。大乗仏教的。ふるさと。自然。移住。愛。慈悲。絆。おじいちゃん、おばあちゃん、同世代、同調意識、日本的、鉄道ブーム などなど。 言葉の響きだけは良い。 元から考えないで 良いに決まっている、善悪は決まっている そういう状態が 好まれるのだ。

わたしは その流れは いやでいやで仕方ない。 一つ一つの出来事は自分の発想に 立ち止まって考えていた。ずいぶんしちめんどくさい やつ だと 思われるかもしれないが そんなものだと 思っている。 考えたり、議論したりした後で 同調するのは よい。考えたり、議論しないで 良いとか悪いとかを きまっていたかのように 同調するのが とてもいやなのだ。   

 田舎カフェで 手作りの小間物に これいいねと 猫なで声でしゃべっているのが 嫌いだ。

 病気のおばあちゃんの介護をしていたので 介護の大切さをしり 介護の仕事を選びましたと いうやつの 嘘っぽさに 腹が立つのだ。

 美しい日本 後遺症 は いつまで 続くのやら。


2023年8月1日火曜日

本 書く力 鷲巣 力 著 集英社新書

 ハッとする言葉だ。

p38 加藤周一の羊の歌からの引用の引用

旅行者は土地の人々と別の風景を見るのではなく、同じ風景に別の意味を見出すのであり、、、、、、


同じ風景でも住んでいる人と旅行者では見え方が違うのか、その通りのように思う。何遍も見て来ているうちに 住んでいる人と見え方が同じになっていくのかも知れない。 私はまだこの信濃町にきて4年。 住んでいる人は70年を超える人もいるし数年の人もいる。セミは7年以上かも、キツネも10年くらいかも知れない。 色々だ。 風景は人や動物がそれぞれ感じ取っているもの、同じではないのだろう。