2023年5月19日金曜日

本 日本国史 田中英道著 育鵬社

 文献がなかった時代の縄文人がいたころに ある程度国家としてのまとまりがあり 歴史だと。作者は言っている。三内丸山遺跡など東北の後期縄文遺跡での発見、関東の古墳群などから 歴史があり 継続して天皇家などの 国家が形成され 現代にいたっていると考えているように見える。

 私は 縄文時代の生活と 弥生時代の稲作栽培を中心とした集団生活が あまりにギャップが大きすぎるように思う。さらに 古墳時代 ヤマト王朝じだいと かなりの ギャップがあるように 見える。一つの人種なりが 変化していったにしてはあまりにギャップがありすぎる。 それよりは 縄文時代後にたくさんの 移民が日本列島に 波状的にやってきて 戦争したり、混血したり して 多様な変化 淘汰 しながら 奈良時代の中央集権国家へと 日本列島が 変化していったのではないかと 思っている。 

 表面的には一つの人種国家が変化しているように見えて 実際は 移民 多様 淘汰を 繰り返していたのではないかと考えている。 したがって 田中氏が思い描く日本国史とは 多少異なる。

2023年5月14日日曜日

何が足りなくて 日本製の ワクチンや治療薬が 使われなかったか。

 新型コロナウイルス感染症に対する ワクチンや治療薬が 新聞やテレビで できたといっては 結局 使われなかったのはなぜなのか不思議に思われたかたが多いと思う。

まず 決定的なこと 治験が できていないということだ。

新型コロナウイルス感染症は 地球規模にパンデミックを起こした疾患である。ことは みなさんが認めるところだ。

その臨床試験をへて それが 一流誌に掲載され はじめて 使えるものが できた。といえるのだ。その臨床試験

1.国際的(多国で)で 2重盲検で プラセボと対象に対して 薬がわりあてられること

2.対象は こんかいの場合 症状のあるcovidー19感染者、重症のcovid-19患者 、covid-19に対するIgG抗体を持たない人 など など 対象を絞り込んだほうがよい。薬やワクチンの適応がすくなくなるが 比較試験の結果が出やすい。

3 ワクチンや薬のによる効果 が とても大きければ よいが 効果が少ない つまり プラセボと対象の 差が 小さい場合には 治験のやり方次第で 差が出ないことがありうるのだ。

以上のことを きちんとやりうる日本の大学や製薬メーカーがあるのか ないのか 非常に疑問なのだ。   大きな反省点だ。

2023年5月13日土曜日

曲や小説の 本質

曲の出だししか歌えない。小説の出だししか覚えていない。それは 作った人が一番感動したこと、一番伝えたかったことだからだ。

Aはトンネルを越えてCを見た。 そこが作者が感動したところでその感動を伝えたかったのだと 私は思っている。Aがそのあとどこに行って何をして死んだのか、Cが火災でなくなろうが どうでも良いかもしれない。小説なので ある展開があって終わらなければならないのだ。でも読んだひとが覚えているのは記憶に残っているのは Aはトンネルを越えてCを見た。

曲も小説と似たところがある。長い交響曲やソナタ形式やジャズ曲。大抵覚えているのは主題A、他は色々展開がある。アドリブがある。演奏がある。曲なので 終わりが必要なのだ。あの手この手で終わりを考えるのだ。バリエーション、転調、主題B、フェイドアウトなどなどあの手この手を使って終わるのだ。 でも 聞くひとが覚えているの記憶に残っているのは 主題A。

曲や小説の 本質は そこにあると 私は 思う。

2023年5月7日日曜日

ある会の出席すべき総会の委任状

ある町の ある地域の全員が出席すべき総会に対する委任状。

最初は出席できない人に対する 委任状なので なんと民主的なところかと 思っていた。ところがその委任状は 会員個人が記入する委任状ではなく 世帯単位で記入し、1世帯当たり2名まで。しかも委任する相手は一世帯で同一人物と決められていた。 なんでこんなことが起こってしまったのか 不思議に思った。

多くの私は今70歳、小学4年生の時に町村合併を経験している。 今は 市になっている。

あの時 話し言葉のアクセントの全く違う町村が合併していたのを思い出す。もちろん文化、お祭りは違う。そんなことを思い出す。

現在のこの町も いくつかの区域が合併して一つの町を作っている。 今は なんちゃら郡なんちゃら町大字なんちゃら うん番地 となっている。 戸籍や予算税収は町が握っている。大字なんちゃらは 握っていない。 つまり 誰がどこに住んでいるのか 大字なんちゃらにはわからない。 大字なんちゃらの所有する土地や財産、行う行事は残っている。税収はないので 町が徴収する租税とは別に集めないと財産の維持や行事は行えないのだ。 よって 大字なんちゃら の 独自の会費を集めることになる。戸籍は無いので、 昔からわかっている外から見える世帯ということになる。 そういう仕組みである。と 私は想像した。

こういうせざるを得ない事柄に対しが、子供はどう思うのだろうか。例えば 民主主義やジェンダーの違いは関係なく 個人として 扱いをうける社会にあって、 子供が愛する母親が不当に差別され、人数にも数えてもらえないと わかったときの失望感はかなり強いものがあるのではないか。さらに そんな町にはおられないと 町から離れていく一つのきっかけを作っているのではないか そんなことまで考えてしまう。 わたしの思い過ごしで逢ってほしいが。

2023年5月6日土曜日

本 まちがえる脳 櫻井芳雄著 岩波新書

 AI やクエリー は なにか入れると 一つの答えが返ってきて 違う答えは出さない。 それに比べ 我々の行動は どうだろう 分かれ道 。右は前に行ったことがあり 食べ物もいっぱい。 左は薄暗く おばけが出そうな雰囲気がある。 迷い込んで左に行くこともあるし 薄暗い先に何があるのどろうと 行ってみたくなることもある。 

 脳の発達でも 乳児期に神経細胞が増えている。幼児期には 数が減っていくと 学んだような気もする。あとは シナプスが できたり消えたりして成人になっていく。アスリートになったり 学者になったり 色々だ。

 この本は脳から見た 人間について 書かれているのではないかと期待される。まだ読んでない。