2021年1月29日金曜日

小説

 芥川賞や直木賞が このどさくさに紛れ込むようにどんどん発表されていく。

勝手な思い込みだが。

小説は いっぱい修辞をつけて何かを表現しようとしている。作家は修辞をつけないと表現できないのか。それとも 修辞をつけて遊んでいるのか。 まどろっこしい。そのような小説を読んでいる時間がもったいないと 私は思う。

私は何に向かってあわてているのか。

2021年1月25日月曜日

新型コロナウイルス感染症の広がりの中における地域社会

 各地に町内会、商店街の集まり、職業別の組合の集まりなど 選挙人名簿ほど厳格ではない地域の集まりが存在する。 地域にある普通のあつまりではあるが 名簿が存在するわけでもなく 強制的に会費をとって運営する わけでもない 組織集まりだ。 しかし、お悔やみやゴミ出し、火災や犯罪防止には 結構機能している。 ご近所で顔が見え 立ち話もするし、会釈もする。   この緩いつながりの地域社会も コロナ感染の広がりで、 緩いつながりも さらに疎遠になり、感染者が出た時には 攻撃の対象となったりすることもある。

 えらいことである。ちょっとした 会話や、飲酒食事も 感染防止のため 取りやめにしているところも多い。 元々直接の会話しかなかったところに、 急にリモートでしろといわれても無理な話だ。 

 今はとりあえず 直接のつながりを 辛抱して、 少しずつ リモートの形に持っていけるような意識だけは 持っていて ほしいものだ。感染の広がりから抜け出すことは 難しいので 感染の対応しながら変革していく必要がある。


2021年1月24日日曜日

本 暗黒日記 清沢 冽 著 評論社

 p166 昭和18年10月16日

臨時議会に軍需会社法などを提出に決定。増産に一生懸命になるのは当然だが、命令さえかければ、また法律さえできれば可能だとかんがえているのは依然たり。


感染症法の指定さえすれば 感染の広がりは抑えられると 思ってしまった 日本政府とよく似ている。

2021年1月18日月曜日

本 暗黒日記 清沢冽 著 評論社

 p156 昭和18年10月1日

大東亜戦争は非常なる興亡の大戦争也。筆を持つ者が、後世のために、何等かの筆跡を残すば その義務なるべし。即ち書いたことのない日記をここに始む。将来、大東亜外交史の資料とせんがため也。 神よ、日本を救いたまえ。昭和18年10月1日。


2021年1月11日月曜日

本 一外交官の見た明治維新(上) アーネストサトウ 岩波文庫

 第三章p37 

日本の君主政治の発展を辿ると、他国から侵入者がやって来て、純然たる神権政治を行っていたのが、そもそも君主政治の始まりである。この政治に誘致された小種族の首長たちが、その侵入者に対して自然に忠勤をはげむようになり これらの小種族と征服者とが融合して、外見上同一組織の一民族を形成するに至った。

その後シナの法律と哲学が輸入され、その影響を受けて、行政上の改変が行われたが、釈迦の教義、すなわち仏教が伝来するに及んで、これがこの民族古来の信仰たる神の崇拝にとって変わるようになったのである。

この国の 東部および南部に住んでいた蛮族と、支配民族との間に、戦いが絶えず行われたが、この不断の戦争によって武士階級の勃興を見るようになった。。。。。。。


明治が始まる前に日本にやってきた、英国人が 日本の古代から平安末期までの 状況の把握が こんなに正確だっとは大変な驚きだ。 日本書紀などの国史とは考え方が異なるが、現代の歴史の考え方そのもののようにみえる。

2021年1月7日木曜日

本 一外交官の見た明治維新(上) アーネストサトウ著 坂田精一訳 岩波文庫

 1861年 11月 ごろ の 江戸湾の船の上からみた 風景が 書かれている。

p18-19

実に陽光燦燦たる、日本晴れの一日であった。江戸湾を遡行する途中、これにまさる風景は世界のどこにもあるまいと思った。濃緑の森林をまとった形状区々たる小山が南岸一帯に連なっている。それらを見下ろすように、富士の秀麗な円錐峰が、残雪をわずかに見せながら一万二千フィート以上の高空にそびえていた。


江戸湾からの眺めが目に浮かぶようだ。 イギリス人からも本当に美しい風景だったに違いない。

2021年1月6日水曜日

新型コロナウイルス感染症 対策本部の型の苦労は大きい。

 例えば 平和3年1月4日 京都市新型コロナウイルス感染症対策本部 から 報道機関の皆様へ の資料 より

 新型コロナウイルス感染症患者の発生について(本市3575から3632例目)

58症例が掲載されています。

 報道機関各位におかれては、「感染症の患者等の人権を尊重しつつ、これらの者に対する良質かつ適切な医療の提供を確保し、感染症に迅速かつ的確に対応する」という」感染症法の趣旨をふまえ、患者やその家族・関係者等が特定されることのないよう個人情報の保護に御留意いただくとともに、医療機関や関連施設の取材に当たっては、混乱や風評被害が生じないよう特段の御配慮をお願いします。 

 以上の注意書きもあります。

少ない人数で1日58例のデータを記述し 医療の提供を確保し、感染症に迅速かつ的確に対応し 報道発表を行う。 


大変な作業です。症例の中には12月18日が発症日とされる方がありますが多くは1月1日2日が発症日と書いてあります。 以前に比べたら格段に発症日から発表までの期間が短くなっています。まえは2週間というのほとんどでした。 感染拡大を抑えるという面、あるいは重症化を防ぐという面で とても 良いことです。 

 こんな苦労をしても感染者数は高止まりです。  手ごわいのです。

2021年1月5日火曜日

新型コロナウイルス感染症 私たちが 知りたいものは 何か

 個人的なレベル:高血圧の薬を飲むとき 飲んだ時は いつ頃にどれだけ元気になって死なないで済むだろうか。高血圧の薬を飲まなかったときは いつ頃に 動けなくなっているだろう。 そんな比較を 気にしながら薬をのむ。 医者は 薬の効能書や治験のデータを参考に 患者に説明して 薬を飲ませる。

       :新型コロナウイルス感染症のばあい 説明してくれる医者や政治家はいい加減で 何をしたら 感染して、何をしたら 感染しないのか はっきり説明できない。 とにかくウイルスのいないところにいけば感染しないのは確実だ。そんなことができる人はごくわずかだ。

新型コロナウイルス感染症について

毎日地区ごとに死亡数や感染者数が発表されている。多くの 個人が属する集団が どうなっていくのか 知りたがっている。

 この政策をした時としなかった時で 感染者数や死亡者数がいつ頃どうなっているのだろう。 緊急事態宣言が 出されると どうなるのだろう。感染者数や死亡者数だけじゃなく 会社がつぶれないだろうか 心配になる。休校になると感染者数は減るのだろうか 気になる。

 個人は自分だけじゃなく社会を心配している。

 新型コロナウイルスが日本入ってきてから1年。 政府は様々な集団に対する介入試験を行ってきた。 どんな介入がいつ頃どんな効果をあげるのか いまだに 予測できないでいる。 1月7日の緊急事態宣言もおそるおそるである。 国民に説明できない。 統計学者、医学者、生物学者、経済学者、マスコミ、コンピュータ学者 公務員 いろんな 知恵を集めないことには 簡単には予測できない。 政治家は耳をダンボにしないと だめだ。


2021年1月3日日曜日

新型コロナウイルス感染症 不安を軽減することが大事 死について

 年末からお正月のテレビ番組で 過去に 映し出された

新型コロナウイルスに関する番組の再放送が沢山あった。 感染拡大をどうやって防ぐかという番組もあったが 医療現場、家族、が 治療や、死亡とどのように向き合っていたか ということを 克明に記録した番組も あった。

安らかにお亡くなりになりましたという 従来の番組とは 異なるものであった。 医療従事者は いろんな 方 、ご家族 の いろんな 姿を 時間の 経過を 含め 沢山経験している。 だから 番組を見て こんなことができる、こんな態度でない方が良いなどと 見ることができる。 スタッフはこう見ているんだということも 見ることができた。 しかし、本人、やご家族は 本当に未知の未経験のものだったに違いない。 テレビを 通して擬似体験もできたのでは無いかと思う。   死亡に関しては経験は とても大事だし 普段から よく考えたり、人と話したりすることも大事だ。 不安を軽減する事にもつながります。 

こうせなあかんという決まりきったものはありません。決めても 心変わりします。 引き出しが多い方がいいのです。 人に見せて自慢するものではありません。


本 暗黒日記 清沢洌 著 評論社

 p142 昭和18年9月12日

。。。。。。現下において1番の苦痛は、低劣なる議論に対し、何らの批判を加え得ないことである。それがますます世論を堕落せしめる。。。。。