2023年4月24日月曜日

第9波がきそう。反省をしておきましょう

5月8日から 新型コロナウイルス感染症は5類に入れられる。 今までのこと 反省しましたか。

 大きく考えてみたい。

人とウイルスや細菌との関係はさまざま。感染症法上の取扱はどのような視点に立っているか。感染症を広げないというのが一番の目的ではあるが、それ以外に自由を法律を使って奪うという目的がある。 そのために分類がなされている。 今回5類になることによって 行動の制限ではなく こうしてくださいというお願いであり あなた任せの 自己責任で ということになった。 おわかりでしょうか。

 さて 反省です。 個人的にできた行動 できなかった行動 損害を被った 得をしたなど いろいろあったと思いますが 是非とも記録に残しておいてください。後できっと役に立ちます。

 当初新型コロナウイルス感染症は飛沫感染するとされていた。厚労省からは新型コロナインフルエンザの感染症と 同じ扱いをしなさいと言う指示が出ていた。ところが だんだん飛沫感染だけではなくエアゾル感染 空気感染することがわかってきた。 そのため 感染対策のしかたもおおきくかわっていった。

 一方 空気感染する感染症に肺結核がある。日本では 以前は死者も多く大変恐れられていた。結核の分類 治療法の開発 保健所の活躍 ツベルクリン検査 BCG 学校保健など 全国あげて対策を行った。 それによって 死者も減った。現在は 結核を忘れた老人、 結核を頭に置かない医師の診察による若者の感染などが見られる程度となっている。 

 肺結核と新型コロナウイルス感染症は同じではないが 空気感染という点では似ているところもある。ということは 肺結核対策で行われた 対策は充分参考になることを示している。




 

2023年4月16日日曜日

社会福祉協議会

 半ば強制的に自治会を通して社会福祉協議会に会費を払っている。 社会福祉協議会はボランティア活動を行っているかのように見えて 福祉政策を実行している。行政機関と考えたほうがよい。議会を通さなくても良いので楽にことを実行できる。 存在意義はそこにあるかもしれない。

どうする ナンチャラ

 NHKの大河ドラマ どうする家康 の どうする は 今年の流行語大賞を取りそうだ。 すごい人気だ。 タヌキ親父のイメージが強かった徳川家康を変えるほどのキャッチフレーズだ。番組では家康は 家臣や地元の人に愛され支えられているがゆえに戦国の勝者となった。武力と策略で勝者となったのではない。戦国時代の人物でも戦争が嫌いで平和主義 というイメージで貫かれている。

 さて現代において 生き方を変えたいと 思っている人は たくさん居る。それ故にあのドラマは人気があるのかもしれない。 

 生き方を変える人の多くはより自分の気持ちに正直に生きようと思うかもしれない。 そしてそのほうが 肩の荷が降りて 幸せに感じるかもしれないと思って生き方を変えるのかもしれない。

2023年4月12日水曜日

だいじょうぶ

 患者が だいじょうぶ とか べっちょない というのは 周りの人を気づかっていう。

普通の医者は だいじょうぶということはめったに無い。95%以上の確率でだいじょうぶ、5%以下の確率で悪いことは起こらないと判断すれば だいじょうぶと 言うかもしれない。

5%以上の確率で悪いことが 起こることがある場合 だいじょうぶと言ってしまう医者は

ヤブ医者か嘘つきか ボケた医者だ。  想定を超えて 5%以下の確率で起きる悪いことが 実際に起きたときのために 高額の損害賠償保険をかけている。医師会費の殆どは 損害賠償保険の保険料に当てられる。 そんなものなのだ。 それだけの責任感を持っているから 患者から信頼され 心配ごとを 打ち明けられるのだ。  そのこと忘れてはならない。 へんな 判断をしだすと もうその医者は引退するときなのだ。 大丈夫と患者に言いはじめる医者は引退すべきなのだ。 

いっぽう 公務員や国会答弁を聞いていると 悪いことが5%以上の確率で起きる可能性があることでも 大丈夫と言ってしまう 人たちが たくさんいる。 皆さんはこれをどう思うか?

2023年4月10日月曜日

ある病院の新築 いくつものシナリオ

 私は悲観的な想像しかできないので 新築は失敗に終わるというシナリオしか書けない。



上記の記事が信濃毎日新聞に載った。


病院建物などの老朽化に伴い新病院建築はS町住民の願いであるらしい。S1病院は歯科医院をのぞいてS町ただ一つの医療機関で90床あまりの病床数がある。御多分に漏れず新型コロナウイルス感染症患者発生のため 入院できなかったり、スタッフの感染などで 外来もままならない時期もあったらしいが 公表はされていない。 一方多くのS町住人は S病院医師をかかりつけ医と思っている方 が ごく一部で 多くは 隣の市や町の病院や診療所を頼りにしている。 病院の医師は紙カルテを使っている。 多くは 都会の病院や医学部から 派遣されてやってきている。 電子かるではないこともあって デジタル遠隔での 診療はなく すべて 医師と対面の診療 ないし 病院外での 訪問診療、往診 などである。新病院は 大都会のコンサルタント会社に委託して 計画が立てられ新築計画が立てられている。 近くの公共施設跡地に 50床あまりの 保険診療を行う病院を建てるらしい。資金面では 80%以上は 地方交付税交付金や国庫支出金が 充てられるらしい。

シナリオ1
物価高騰で早速建設費の高騰 資金面で窮地。地方交付税交付金や国庫支出金の増額は期待できない。税収もコロナで減少している。たの金融機関からの借り入れやや寄付は期待できない。 となると 早速建設業者は お金を支払ってくれないところの仕事なんかしない。
入札参加者はいない。建設されない。
シナリオ2
地方交付税交付金や国庫支出金は 国会で決められる。 それが 減額されたり消失されると あっという間に 資金は底をつく。 無理に病院存続を望むと 建設費もなくできたとしても 給料も払えない。 さらに継続を望むと S町が赤字団体となって 国家管理に置かれてします。最低限の政策しか実行できなくなる。病院は閉鎖となる。 当然町道の雪かきなんてもってのほか。 
シナリオ3
運よく新病院が建築されたとして。そこで働く医師が来てくれるかはわからない。 電子カルテに慣れた若い医師は 紙カルテから電子カルテに移行し始める 病院に 行きたがるはずがない。 離れたところからくるので 症例検討を S町から離れたところで行うことになる。当然 患者データを 何らかの方法を使って閲覧することとなる。 それは 可能なことではない。 などの理由から 建物が出来ても 病院が医師不足のためフル稼働できない。 だんだん 外来患者も減少しさらに入院患者も減少し 病院は消滅する。

シナリオ4
1-3は悪いことばっかり だが よいシナリオ4 が ないわけではない。 斬新ではあるが 可能なシナリオがある。そのためには従来の保険診療を行う病院という概念をなくすことから 始めなければならない。S町にとって 医療、介護、保険、福祉、教育に 何が必要かというところから出発する。 これは あほでは このシナリオ4は 書けない。





2023年4月8日土曜日

米の種苗

 JR京都駅 近鉄京都駅からよく見える タキイ種苗の本社ビルがみえる。

江戸時代の蕪村の俳句に ”初午や物種うりに日のあたる” というのがある。 農産物でも 米以外のものは農家は 物種売りから 種苗を買っていたのかもしれない。

 米の種もみはどうだったのだろう。 ご近所の稲作農家はいま 苗代づくりの最中だ。種もみは農協から買っているということだった。

 弥生時代急に稲作が盛んになって 日本列島各地で 稲作がなされている。 ヤマト朝廷は奈良時代には中央政権を作り日本国を作った。 ふと思う 中国か朝鮮半島のどこかの 優れた米の種もみを 持ち出したのではないかと。 それをうまく 農家に分配した。  江戸時代でも天皇家はつぶれることはなく、 税金年貢は米で納められ 流通の中心だった。 現在でも 日本国では 天皇の即位の時は大嘗祭が行われる。11月23日は新嘗祭、勤労感謝の日だ。   陵墓の人DNAだけでなく 米のDNAも調べると 面白い関係が見つかるかもしれない。

 さて こう見てくると 日本の農家は 米の種苗は権力者からもらったり 買ったり、 米以外の種苗は 商売人から買ったりしていたのではないだろうか。 種苗を自分で蓄えて品種を継続して育ててきたという 習慣がうすいのではないか。 種苗は買うものという考えは自然な考えではないだろうか。

 そういう風に見えてくる。農家でも学者でもない勝手気ままな私。私の考えは間違っているだろうか。   

 

2023年4月3日月曜日

保守軟弱忖度系

 

4月9日は長野県議会議員の選挙ですが 選挙に行かない人多いかもしれません。
老若男女を問わず 保守軟弱忖度系の人ばかりのように思えてきます。
いつごろからか 日本全体がそうなっているように思います。 それは 悪いことかもしれません。モノいえば唇寒し秋の空。沈黙は金。言わぬが花。波風が立たないほうが良い。 などなど ということが ひしひしと感じられます。 選挙の時でさえ議論はせず 地方選挙の時でさえ 身近かな 公園やコロナ感染やリニア新幹線のことなど すっかり忘れたように 議論しない。 宗教団体の罠にはまって票取りの援助を受け 政策を変更したことさえ 反省も議論もしない。 これは いったい 何だ。 いつから こうなってしまったのだ。
 物心のついたころからの記憶をたどってみる。 一億総ハクチ化。安保反対。学生運動。イムジン河放送禁止、べ兵連、竹田の子守歌放送自主規制、あさま山荘事件、反戦運動下火、大阪万博、トイレットペーパー騒動、あっしとはかかわりのねいこと、オウム真理教事件、必殺シリーズ、初音ミクの声、癒し系、猫カフェ、忖度の流行語、草木染、おひとり様、プチなんちゃら、 田舎でカフェ、。。。。


2023年4月2日日曜日

医療について 基本的な考え方のお勉強。

 町では新病院建築の話が出ている。唯一の診療機関である病院が古くなり新病院建築ということになった。町のある係りとなったとの意見を述べる機会を得た。 以前からパブリックコミットメントなどを町で求めていたが 聞く耳を持っていたのかどうかは分からない。

講義おこなうつもりでいろいろまとめてみた。

1.医療には3つの基本的な要素がある。 医師、患者、診療録いわゆるカルテ の3つだ。

 近年包括医療、計画的医療が おこなわれるようになったが 基本は同じと考えてよい。

 患者は 自分のことで困っていること(主訴)があると 医師にあい 医療が始まる。医師は患者を診て(診察) その状態を記録したり、指示を書いたり、行った医療行為を記録する(カルテ)。 それ全体が医療なのだ。患者が主訴をもって医師と面会しないと医療行為は始まらない。

2.カルテに書かれていないと 医療が存在したかどうかは分からない。

3,医療機関の収入は 医師がカルテに書いた指示や、カルテに記録した書いた医療行為に基づいて計算される。


日本における医療のほとんどは社会保険に基づく医療であり、病院や診療所で働く医師は

ほとんどは保険医であり、ほとんど社会保険に基づく医療行為を行っている。

これは 医療についての 基本的な考え方のお勉強である。 保健、衛生、介護、医学教育の基本的な考えかたお勉強ではない。


自主防災といわれているが。

 町の係りをするようになって いろんなことが見えてくる。

今日は防災について考え方を整理しておこう。

1,京都市でもそうであったが信濃町でも自主防災といわれている。誰が言いだしたのかわからない。どこの自治体でも防災の考え方として自主防災というのが各自治体の防災の考え方らしい。 避難施設の運営を国家ではなく 地方自治体や各町村の自治会やボランティアに任せるというのが基本らしい。

2最近の大規模洪水、新型コロナウイルス感染拡大など いくら 防災意識が高まっても、自主防災組織が立派であっても 大量死者は防ぐことはできていない。

3この人口7000人余りの小さな町でも 家屋の火災で2名の死者を出している。

4NHKのニュースなどでわかるようにまず 死者をださない。というのが 防災の基本的な考え方になってきているのではないか。


防災について考える方法を二つ示したい。

A 防災をわけて考える

 1.お金を使えば解決できるもの 例えば 火災を起きないようにする。台風などで失った住居の修復や代替を用意する。などなど。

 2.お金を使っても解決できないもの 多くは大量死をまねくもの。 戦争、原発事故などによる放射線犯罪 細菌や毒物などを使った大量破壊兵器使用、広域の大洪水、地震とそれに伴う津波。未知の感染症。

B 災害時の死者の発生原因で分けて考える

 1.災害のそのものの発生を防ぐ 

 2.災害発生時の死者を防ぐ

 3.災害後の関連死を防ぐ。

自主防災という考え方は Bの2.3には有用であるが。