2020年10月28日水曜日

令和元年国民健康・栄養調査結果の概要 厚労省報道発表より

 発表によると 健康増進法 平成14年法律第103号 に 基づいたものです。

以下は私の意見です。

少子高齢化、増大する社会保障費 に 対して なんとかできないか という その一つが これだと考えられます。 健診が 老健法に基づく健診からメタボ検診に変わったのもその一つです。

それらの中で 健康の具体的なイメージが あります。 肥満でないこと、高血圧でないこと、喫煙しないこと、 その三つです。  一方 医療機関では EBMということが言われ お薬、食事、生活習慣と 健康との関係が あるものを 選択して診療に役立てるということが 盛んに行われています。 従来の原因と結果に基づくというより、統計的な偏りを 役立てる医療です。


調査の項目も エビデンスに基づいた項目になっています。健診の後の保健指導もエビデンスに基づいた指導になっています。

この調査が国民全体の意思を映し出しているかはわかりませんが とりあえず見てください。

厚労省の努力、方針です。 この調査結果で、食習慣改善の意思の項目で、 改善することに関心がない、関心はあるが改善するつもりはないが 多いのがわかります。BMI,食塩摂取量も見てください。 また それらが 仕事や経済的な理由によることも多いです。

お金をかけずに健康に ということですが そのエビデンスははっきりしません。

2020年10月27日火曜日

ワクチンの有効率

 インフルエンザワクチンは 接種しない人が多い。効かないと思っている人が多い。ワクチンを注射してもかかった経験のある人も多い。お金を出して痛い目をして効果がないなんて 馬鹿らしいと 思っている。 私の記憶では 何年か前に インフルエンザワクチンの効果があったと言われた時があった。子供でA型インフルエンザワクチンが70%の有効率があったと言うものだった。 まあそんなもんです。 雑誌などによるとA型インフルエンザワクチンの有効率は20〜25% らしい。 だいたい世間で思われているインフルエンザワクチンの有効率は 当たっていると思う。

 インフルエンの流行は手洗いうがい睡眠栄養で かなり 抑えられことが 広く思われている。 それも良いことだと思う。

 現在 新型コロナウイルスワクチンの治験が行われている。世界で10種類ほどが第2、第3相に入っているらしい。 

 インフルエンザワクチンの有効率でもあれくらいだ。 出来上がってくる新型コロナウイルスワクチンの有効率は どのくらいなのかは わからないが もっと低い可能性もある。 

 当たり前の予防 手洗いうがい睡眠栄養 は しっかり 行うのが良い。

2020年10月23日金曜日

地域包括ケアシステムと信越病院の再整備について

 信越病院は昭和46年に新築後50年が経過し 建て替え時期を迎えようとしている。 厚生労働省は地域包括ケアシステムの 実現に向けて 歩み出している。 日本が諸外国に例を見ないスピードで高齢化 少子化が進んでいるため 現行の社会保障制度では 社会保障の費用が賄えない。社会保障制度を変革しなければ存続できないこととなってきた。 そういう流れに沿って提案されたのが 地域包括ケアシステムである。  社会保障費用をいつ誰に求めるか、社会保障をどの程度どのような形で行えば 国民が満足するか という 相反する問題を 解決するための提案が 地域包括ケアシステムである。  社会保障費用の面では 社会保険が大きく関わっている。国民健康保険に代表される医療保険と 介護保険法で規定された介護保険 の 2つである。 社会保障は 住まい、医療、介護、予防、生活支援をできる限り一体化して サービスの低下なく費用を抑える方法が取られている。

 信越病院は 町立の病院で、信濃町では歯科診療所をのぞき ただ一つの保険医療機関であり病院である。 なぜただ一つになってしまったかはわからないが 診療所が成り立たないのだと考えられる。ただ一つの保険医療機関であっても 毎年純損益を出しているのである。医療の需要と供給のバランスや経費の削減を図ったとしても 経営上は成り立たない病院なのである。 

 それならば 必然的に建て替えの時期に入っていることを 好機と捉え 地域包括ケアシステムに 合致した 新しい概念の 病院を 構築してはどうだろう。  

 1、新型コロナウイルスの感染の広がりに伴って 予防機関である保健所は 信濃町にはなく 保健所機能も不十分であと 明らかになった。 

2、ヨーロッパ諸国を見ると 医療改革が進み 自由度をなくした制度では 感染の広がりによって 簡単に医療崩壊を招くことが見られた。 また 介護施設入居者は医療の恩恵がもらえない、見捨てられたことが明らかとなった。

3、普段医療機関にかかっている慢性疾患の方でも 通院の回数を減らせることがわかった。お薬も減らせることがわかった。

4、遠隔診療などデジタル化を医療、介護の中に取り入れられることが促進された。


以上のことを見るだけで 新しい概念の 病院 の 構想が浮かんで くるのではないでしょうか。 

 病院だけで見ると 有床診療所の規模、 信越病院と介護サービス施設との一体化、さらに 地域包括サービスセンター、保健所、町役場の保険医療課保険年金課、国民健康保険組合、の一体化 デジタル化 を 図ってはどうでしょうか。 サービスの向上と費用の削減ができます。


2020年10月21日水曜日

不安について

 新型コロナウイルス感染症が 広がっている現在の日本列島に住んでいる人の持っている不安について考えてみよう。

死亡率1%程度のウイルス感染症に対して どうして こんなに不安を抱くのだろう。

不安を引き起こす原因を列挙することから考えてみよう。

1、直感的にすぐ思い浮かぶのもとして 死への恐怖

2、病気や寿命が 科学的に解決できると 信じ込んでいたことに対する 失望

3、バチが当たったと 諦めると 馬鹿にされる 世の中になった現状 、解決策を探す行為をしないと 愚かな人だと言われる現状

4、衣食住、贅沢に 慣れきっていて その状態が 破壊されていく現実。

5、4と同じことかもしれないが 現状維持ではダメな世界になること。

6、大切に守ってきたことが 将来に残していけなくなるかもしれない不安

7、住む所、食べ物が確保できない現状、世の中にものはあるが、自身にはそれを買うだけのお金がなくなっていく不安。

8 自分が1ー7の不安を抱えるだけでなく、家族や周囲の人が 1ー7の不安を持つことになる不安。

9、その他

2020年10月19日月曜日

2020年10月18日日曜日

本 緊急提言パンデミック ユヴァルノアハラリ寄稿とインタビュー 河出書房新社

 序文の終わりコピー

著者は本書の印税を放棄する と ある。

売上金は寄付される。本を買うことが社会貢献。本体1300円です。

序文ではっきり書いてある。みなさんがどうするかを決めることができると。

2020年10月14日水曜日

本 医療政策の教科書 津川友介著 医学書院

 p126

カットオフ値の説明の部分です。

新型コロナウイルス感染の広がりによって、毎日 たくさんの 耳慣れない言葉や統計用語が飛び交っています。 異なる立場で異なる定義に従って言葉や統計用語が使われる。 議論しても 話が噛み合わない。先に進まない。 ということが起こっています。 その代表的なものが カットオフ値で分けられた陰性、陽性という言葉です。 コロナ抗原検査で陰性陽性が伝えられても 本当はどうなんだと疑問を持たれる方も多いかもしれません。 また 検査といっても その検査が正しいと判断するための検査や 事実が必要となります。 
 言葉や統計用語は 何かを代表していて 、何かを代表していると 信頼している度合いによって 使われ方が異なります。 
 ワクチンや治療薬の 使用が 政治的な力によって 左右されています。この際 言葉や統計用語 に ついて 勉強しておきましょう。

2020年10月13日火曜日

ファンド 生命保険

 コロナの流行の中にあって 私は 直ぐに使うことのない お金を ファンドや生命保険に替えて持っている。 塩漬けにしている。資金を動かさないようにしている。そのように 銀行や保険会社に言っている。 ほっておいても 利子がついてくる債券を含んだ商品が多い。3月6月9月と報告が送られてくる。税金を払っている状態だ。つまり利益を出している。  コロナで融資を望む企業が多い。金融機関から借りる。そのための元手が金融機関には必要だ。 だから 私は 塩漬けにしている。一件でも多くの企業に資金が行くように望んでいるからだ。 社会貢献だと思っている。 そして 利子も付き税金まで払っている。 GOTOなんちゃらで企業にもうけさせるのは良いが 自分がコロナになっては もともこもない。 だから じっとして塩漬けにしている。

2020年10月5日月曜日

本 虫とゴリラ 養老孟司 山極寿一 対談 毎日新聞出版社

 p90

山極    。。。。。インターネットに流通する、膨大な量の断片的知識を眺めて、何かをわかった気になっていると、「生の自然」とぶつかった時、まったく対応できない事態が起こります。すでにそれは、大人の世界でも起きていて、「それでいいんだ」って開き直られると、困っちゃうんですけどね。

養老 今日もなやんでいるんですよ。なんでみんな、「それでいいんだ」って思うのかって。

GOTOなんちゃら

新聞チラシです。


 



GOTOナンチャラ 新型コロナウイルス感染予防対策をこうじているので 是非利用してほしい。と必死だ。
一方
長野日赤では クラスター。10月05日信濃毎日新聞


長野県では 感染してもちゃんと治療してもらえるのか わからない。 地方は多かれ少なかれ こんなもんです。 たまたま感染しなかったのであり、 コロナはないことにするという考えは 間違えです。





2020年10月3日土曜日

自治体病院

 日本医師会有識者会議のページからの引用



第1波の後の会員アンケートの結果と考察が日本医師会有識者会議のページに記載されている。自治体病院は 行政や地域内と協議しながら コロナウイルス感染症患者の受け入れ治療にあたってきた。 強い使命感で 病院の機能を維持してきた。 ここに示されているのは アンケート調査 と 集計 であり、個別の生々しい実体では ない。 ヒト モノ カネ レンケイ 病院の理解 どれも 足りないが 足りるようにするには時間がかかる。  少子高齢化、医療費、介護費用の増大によって医療機関が減らされている真っ最中に起こった コロナ感染である。 どうしていくのか 国として 従来からの 方針を 見直さないと 対処できない。


本 1_虫とゴリラ 毎日新聞出版  2_同調圧力 講談社現代新書

 今日は2冊の本について。

1 と2 いずれも対談集で 新型コロナウイルス感染症の広がり に 対して 私たちが 次にどうして行ったら良いか そのヒントを与えてくれたり 考えるきっかけを与えてくれる 本だ。

1_虫とゴリラは 養老孟司さんと山際寿一さん の 対談集。 科学特に生物学の分野で 優れた著作を残されている方々です。知っている事、知らない事を明確に分けて 事実と考察を分けて 話を進めている。 知っていることが めちゃくちゃ多い。  

2_同調圧力は鴻上尚史さんと佐藤直樹さん の 対談集。鴻上尚史さんは クールジャパンのメインキャストでテレビに良く出てこられる。劇団のプロデューサーだ。 佐藤直樹さんは刑事法学の教授で評論家だ。 お二人とも文系の方。 事実と考察を分けて 話を進めているわけではない。 しかし、人間の 行動を 鋭く観察し、その傾向を細かく分類し 考察して いる。