人と風景
たくさん風景を見たい。そこにいる人の暮らしも見つめたい。 車は乗らず、自転車と電車、徒歩で行きます。2017年7月より、自転車旅行で困ったこと、こうしてよかったことをメモのつもりで記録していきます。
2018年2月7日水曜日
やれ打つな蠅が手をすり足をする 小林一茶
文政のころ蠅はたくさんいた。
自分の子供のころも蠅がたくさんいた。
魚屋にはハエトリのリボンがぶら下がっていた。蠅がいっぱいくっついていた。
家の膳の上に網のハエ除けをかけ忘れると叱られた。
便器の中を覗き込むと 便の上を動き回るウジがいっぱいいた。
いつの間にか そんな風景はなくなっている。
一茶の句はそんな風景を思い出させた。
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