2018年2月7日水曜日

やれ打つな蠅が手をすり足をする 小林一茶

文政のころ蠅はたくさんいた。

自分の子供のころも蠅がたくさんいた。
魚屋にはハエトリのリボンがぶら下がっていた。蠅がいっぱいくっついていた。
家の膳の上に網のハエ除けをかけ忘れると叱られた。
便器の中を覗き込むと 便の上を動き回るウジがいっぱいいた。

いつの間にか そんな風景はなくなっている。

一茶の句はそんな風景を思い出させた。


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