2018年2月9日金曜日

赤い蝋燭と人魚

黒姫 柏原 日本海 で つながった。偶然でないと思う。 世間では当たり前のことかもしれないが このつながりに私自身かなり驚いた。

どんなつながりか。

赤い蝋燭と人魚 小川未明 作 いわさきちひろ 画 童心社
この絵本は いわさきちひろ の遺作 p47、
赤い蝋燭と人魚は冬迫る黒姫で描かれた p48
作者の小川未明自身、日本海に近い越後高田にうまれ p48
巻頭の空と海の絵は まさに日本海そのものであり  p49
三分の一ちかくがじつにの絵で占められている   p51

亡き母や見るたびに見るたびに  小林一茶 p148 大谷弘至 角川ソフィア文庫
此のおさな、仏の守りし給ひけん、逮夜の夕暮れに、持仏堂に蝋燭てらして輪打ちならせば、どこにいてもいそがしく這いよりて、さわらびの小さき手を合わせて、なんむなんむと唱ふ声、しほらしく、ゆかしく、なつかしく、殊勝也。 おらが春 小林一茶 p215 大谷弘至 角川ソフィア文庫

露の世ハ 露の世ながらさりながら 小林一茶 おらが春 文政2年 p220 大谷弘至 角川ソフィア文庫
その前文  。。。 きのふよりけふは頼みすくなく、終に6月21日 あさがほの 花と共に、此の世をしぼみぬ。。。。  一茶の さとが 死んだのである。

秋風やむしりたがりし赤い花 おらが春 小林一茶 p222 大谷弘至 角川ソフィア文庫  さとの亡きあとに詠んだ句。 p223

おらが春は 文政二年の年明けから一年の終わりまでを描いたことになる。p225 大谷弘至 角川ソフィア文庫   黒姫 柏原 現在の信濃町 近辺での 一茶の 心情を書いている。



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