2020年12月28日月曜日

新型コロナウイルス感染症 について 考えまししょう 4

 前回は 感染症によって引き起こされる 不安 について 書きました。

新型コロナウイルス感染症について 知りましょう。知る事によって私たちはどのように行動すれば 良いか 自分で考えられるようになります。 難しいですが 新しい変異株がイギリスからやってくると言われて おどおどしてしまいます。 知ることで 報道の何が足りないとか いい加減な 予測だとか 分かってきます。そして 自分が取るべき行動が分かってきます。それによって 安心感が得られます。 もちろんできないことは 他の偉い人にいいましょう。

 今から書くことは 町医者だった私が 頭に思い浮かべながら診療を行っていた 事柄です。 診療は 医学部の学校で習ったことの復習でもあります。 結構いい加減でアバウトです。

感染症の症って何  症状のことです。新型コロナウイルス感染に によって 自分の体に起こったことです。感じたことです。 感染して 初めて起こることです。人によって症状は異なります。 感染はウイルスが 体の中に入って行くことです。 この場合 鼻や口や目の粘膜という湿ったドロっとしたところから中に入ってくるのです。 感染症は1、ウイルスの毒で起きるのもと2、ウイルスに対する体の反応によって起きるものがあります。他に発癌とかありますが直ぐに起こることではないので今は考えない事にします。1を毒、2を免疫反応 と 覚えておきましょう。1は直接体の細胞がやられることで2はウイルスによって体の細胞が応対する事です。1、2 が 区別つかないことも合わさっていることもあります。 1の毒は細菌バイ菌の時は 結構 コレラなどひどい下痢を起こしてはっきりするのですが、ウイルスの場合は 人の細胞に入って、取り込まれて から 細胞を壊したり、細胞の表面を変化させたりしますので、ウイルスそのもの毒としは見にくいところもあります。 けれど ウイルスが侵入しやすい細胞というのもあります。気道の粘膜の細胞だったり、体で増えて さらに 血管の細胞に侵入したりということもあります。

感染症は 大部分は炎症です。炎症は 病気、医学では基本的な考え方の1つです。 他には腫瘍、発達障害、わけわからん機能障害などがあります。 炎症は腫瘍と並んで医学部の勉強の大きなテーマです。 炎症を理解する上で 簡単な言葉があります。五感でわかることです。

これを説明できれば進級試験に合格です。 赤腫熱痛 です。赤く 腫れて 熱を持って 痛い のです。 それら 今から説明していきます。 赤腫熱痛はほとんどの人が経験しています。熱いおねべでやけどします。 その後 時間と主に色々の変化が体に起こってきます。 赤腫熱痛が見られます。 たくさんの熱と体が接して起こるのが 熱傷という炎症です。扁桃炎という炎症もあります。のどかぜもあります。多くはウイルスで起こります。ウイルスが喉の粘膜にくっついて粘膜細胞が変化したり、その細胞の周りに白血球や血管の細胞が集まってきたりします。 赤腫熱痛が 見られますね。 場所の名前をくっ付けて咽頭炎とかっこよく言います。 炎症はその場所に止まらないこともあります。全身に熱が出たり、喉の痛みだけでなく 咳が出てきたり、痰が出てきたり、胸が痛くなることもあります。 頭が痛くなったり、意識が変になったりもします。ただの喉痛だと思っていたら、下痢をしたりする人もいます。

炎症 赤腫熱痛は熱などの物理的な要因、化学物質、細菌、ウイルス、腫瘍、免疫反応 など さまざまな 要因でおきます。起こる体の場所も色々です。 そして 赤腫熱痛というはっきり目に見える大きさから さらに 微小なところまで見えてきて、分かってきています。 細胞レベル、分子レベルで分かってきています。また炎症を起こす原因として 免疫反応を上げましたが、細胞レベル 分子レベルで見ますと 炎症と免疫反応とどちらのことを言っているのか わからな区なります。  単に分子生物学的な説明で済まされることも多いのですが、身体の互換で言えば赤腫熱痛を 細胞レベル、分子レベルで 一部分を説明しているのだという 感覚で捉えることが大事です。

今までの説明を新型コロナウイルス感染症に 当てはめてみましょう。

ウイルスは化学物質であり、分子であり、ウイルスです。 炎症を起こし、体に毒にもなります。 毒によって風邪の症状も出ます。喉が痛くなります。咽頭炎です。ウイルスがもっと奥に入ると肺炎、や肺臓炎を起こします。肺胞の細胞の周り細胞が炎症を起こすのをはい増援と言います。血管の炎症も起こしているのではないかとも言われています。 またサイトカインストームという分子レベルや細胞レベルでの過剰な反応炎症反応、免疫反応が起こっているという報告もあります。

赤腫熱痛がどの部位で、どんな細胞、どんな分子が動員されているのか 何が引き金になっているのか などを 考えることです。 それが分かってくると どうしたら良いか 分かってきます。 冷やすとか温めるとか、どんな薬があれば良いかとか。などなど。





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