2018年11月29日木曜日

都市の品格

先日 台風でこわれリニューアルした国立民族学博物館に行ってきた。帰り茨木市の居酒屋さんで食事をして 京都に帰った。居酒屋さんにいくまでの間茨木市内を歩き喫茶店にも入った。町を歩いて 楽しくない みてみたい いってみたいところが 無い。人々は お金のために店をだし、何かの目的をもって早足で歩き、自転車を飛ばし 車に乗る。 まともではない。ことばを探してみると 街の品格が無いということばを見つけた。 s54年新婚当時南茨木に住んだことがある。私は大学と職場にいくばっかり、家内は家で孤独な生活をおくっていた。茨木市内にいくことはなかった。その頃とは違っていっぱい建物もたってにぎやかにはなっている。 けれど やっぱり品がない。京都では同じ町内の2軒の家にすんでいる。その玄関は それぞれ別別の道路に面している。南側は最初にすんでいた家。築60年ぐらい。北側は築23年ぐらい。同じ町内でありながら 南側の道路は品があり北側の道路は品がない。 街、道の品格は何で作られるか考えてみた。高級住宅や高級レストランがあるからといって品格があるとは言い切れない。京都の町中には 長屋や路地がたくさんあるが 昔は人が住んでいて 手入れされ 掃除され 表には鉢や植木があり 狭い庭がなんとも言えない空間をつくっていた。車は入れない。品があった。一戸建てでもコンクリートで固めたプラスチック屋根のスペースに高級車が停めてあると品がない。
 そんな風に見ていくと 品格をあげる方法が見えてくる。自分らしい振る舞いをしあくせくしない。きれいにする。ごみや吸い殻をなくす。こわれたところは修理する。プラスチックを減らし植物を増やす。排気ガスはなど 。大きな都市計画をたてなくても個人や町内ができることも多いのではないかと思う。

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