2021年3月5日金曜日

本 AI・ビッグデータの罠 キャシーオニール著 インターシフト

 トランプ前大統領の支持者 ホワイトハウスで暴力的な行動を取った人たち。彼は 昔からアメリカ合衆国にいたのではなく、最近になってできてきたのでは無いだろうか。

この本を読んでいると そのように思えてくる。

第7章仕事 p195

さらに、このソフトウエアのせいで、かなりの割合の子供が当たり前の日常を奪われている。虚な目で朝食を見つめる母親、夕食も食べずに飛び出して行く母親、日曜の朝に子供の面倒を誰が見るのかで実母と喧嘩する母親を見ながら彼らは育つ。そんな殺伐とした生活は、子供に深く影響する。労働者擁護の立場をとる米国シンクタンクの経済政策研究所(EPI)の調査によれば、「予測不可能なスケジュールで働く親や通常時間外に勤務する親を持つ若年小児と思春期青年は、認知力と行動成績が通常より低い割合が高い。」そういう親は、子供が学校で感情をあらわにしたり失敗したりするのは自分のせいだと思うかもしれないが、多くの場合、労働者を不規則なスケジュールの仕事に追いやる貧困こそが、そして、苦しい状況にある家族をさらに苦しめるスケジューリングモデルこそが、問題の元凶である。

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