2021年1月7日木曜日

本 一外交官の見た明治維新(上) アーネストサトウ著 坂田精一訳 岩波文庫

 1861年 11月 ごろ の 江戸湾の船の上からみた 風景が 書かれている。

p18-19

実に陽光燦燦たる、日本晴れの一日であった。江戸湾を遡行する途中、これにまさる風景は世界のどこにもあるまいと思った。濃緑の森林をまとった形状区々たる小山が南岸一帯に連なっている。それらを見下ろすように、富士の秀麗な円錐峰が、残雪をわずかに見せながら一万二千フィート以上の高空にそびえていた。


江戸湾からの眺めが目に浮かぶようだ。 イギリス人からも本当に美しい風景だったに違いない。

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