たくさん風景を見たい。そこにいる人の暮らしも見つめたい。 車は乗らず、自転車と電車、徒歩で行きます。2017年7月より、自転車旅行で困ったこと、こうしてよかったことをメモのつもりで記録していきます。
1861年 11月 ごろ の 江戸湾の船の上からみた 風景が 書かれている。
p18-19
実に陽光燦燦たる、日本晴れの一日であった。江戸湾を遡行する途中、これにまさる風景は世界のどこにもあるまいと思った。濃緑の森林をまとった形状区々たる小山が南岸一帯に連なっている。それらを見下ろすように、富士の秀麗な円錐峰が、残雪をわずかに見せながら一万二千フィート以上の高空にそびえていた。
江戸湾からの眺めが目に浮かぶようだ。 イギリス人からも本当に美しい風景だったに違いない。
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