2019年12月8日日曜日

介護保険について

介護保険法ができて20年がたって介護保険法による施設サービスや在宅サービスを受けるのが当たり前となっている。都会も田舎も介護サービスに関連したマイクロバスや軽自動車がひっきりなしに通っている。 20年前にはなかった風景である。
 それだけ身近な 介護保険ではあるが 医療保険に対する不満とは異なる不満が蓄積してきている。  当初のハローコムスンのコマーシャルが介護保険のイメージだった。親の介護はサービス提供事業者の美人のおねーさんに任せて 自分はしっかり働けばよいのだと思った。 就職難だったので新しい雇用を生み出してくれと 思った人も多かった。

 現時点ではどうであろう 介護保険法の見直しがされるたびに 利用しにくいものとなり、介護保険料は値上がりし、労働者は疲れ、若者は長続きせず、企業は不正を働いたり外国人を不当に差別する。 一部の人がお決まりのサービスに満足していると作り笑いをする。お金を出してくれる子供に遠慮する。 しかし、どんどん高齢者が増え、お決まりのサービスすら受けにくくなってきている。

 いまさら 社会保険である介護保険を廃止するわけにはいかない。不満ながらも定着している。 どうやって改善していくかを真剣に議論すべきである。
考える材料はいっぱいある。ちょっとおもいつくだけでも こんなにある。
しかも介護保険法に直接かかわるものばかりだ。

1.医療保険は出来高払い制。
2.医療保険の病名にあたるものが 介護保険では 要介護度という。
3.要介護認定審査がある。
4.介護支援専門員ケアマネージャーの社会的な地位が向上しない。医師のように尊敬されない。
5.医師は個人事業者でもよいが 介護サービス提供事業者は 必ず法人、しかも医療保険では認められない 株式会社でもよい。
6.介護サービスを受ける1か月あたりの限度額が決められている。それを超えると介護保険サービスであっても保険なしの高額支払いとなる。 
7.医療保険の薬や手術にあたるものは 介護保険では 介護サービスと言われている。
介護サービスは規格があり種類は少なく 施設によってかなり異なるのに 値段は同じで評価も受けない。

 

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