2018年10月18日木曜日

本 俳句世がたり 小沢信男著 岩波新書

この本は 筆者の日記(2020年4月から2016年10月)であり かつ 芭蕉から現代までの 先達各位の句集 である。 
 'はじめに' に どうして そんなことが成り立つのか ということが 書いてある。
 俳句、川柳、雑俳の類は、まず眼前の事象をくっきり捉える。それから空間的にも時間的にも、案外なひろがりをみせるのでした。しかも575や77の音節に乗って、こころよく。芭蕉このかたこんにちまであまたの先達各位の句集などから、おりおりにこころ惹かれる句句を手控えておこう。そうして日々の思案や感慨の、引き出し役やまとめ役になっていただくのはどうだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿