2017年9月7日木曜日

小説 F社とG社の選挙 2

9月7日 朝5時
F君がG君にM社のテレビ電話を使って 話していた。
 
F::G社のニュース配信を見ていたら A首相が abcからxyzまで各国の就労ビザがとれていない 長期滞在者をもとの国籍のある国に送り返すと 言ってるよ。
 F社もG社もそれに当たる人をたくさん雇っており その家族もいた。 
G::何らかの形で政治に口出しをしないといけない時期が来たようだな
F::そうだな

F君はLGBTの里子として育てられた。父がホモで母がレズだ。ともに高学歴。G君は日本で母親に育てられた。父親はバングラデシュ出身でアメリカの大学で勉強していた。母親が同じ大学に通っていたが母の父の会社が倒産 自分の学費まで差し押さえられ、やむなく退学し日本に戻った。そのときG君を身ごもっていて 日本で出産。G君を育てた。
 日本は相変わらずで責任内閣制が続いているが肝心の総選挙の投票率は10%を切っていた。しかしA首相は辞任せず 美しい国を造ると意味のはっきりしないことを繰り返していた。想定外 記憶にないと言って失政をごまかしマスコミを締め上げ ネット上の意見もいつのまにか検索しにくくなっていた。 G社に投稿される画像や動画は受けるものを願うものであふれ またAIを使った画像、動画の編集をネット上の提案し 受けることだけを願い投稿者の気持ちを満足させていた。ただG社はオリジナルに対する著作権は厳格に守っていた。F社はG社のコンテンツを拡散する最適なSNSを提供していた。
 しかし F社もG社もネットのコンテンツを閲覧するだけの利用者は減っていた。新たな事業展開をいくつも試みていた。



1 件のコメント:

  1. F:男 女 顔 認識 物質 分子 原子 移動 遺伝子 表現 伝達 遺伝 人類 生物 時間 顔
    G:遺産 人間 製作 物 脳 時間 遺産

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