2018年9月5日水曜日

本 神社崩壊 島田裕巳 新潮新書

p157
前掲の「神社本庁史稿」でも「教義信条といふものを、神社本庁は絶対に作るべきではなく、また出来る筈のものでもありません」とされている。 

 一方 神社本庁憲章 第3条 「神社本庁は、敬神尊皇の教学を興し」

 神道は日本の土着の信仰であり、神を祀るということに主眼がおかれているが、一般の宗教とは異なり、開祖が存在しない。つまり、教えを説く人間が不在なわけで、教え自体が存在し得ない。それは、教典の不在というところにも結び付く。神道は、教祖も、教えも
そして経典も存在しない宗教なのである。


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