2018年4月26日木曜日

ヌートリアにエサをあげないでください。 道徳的? 考察。

これは 鴨川の現在の状態を変えたくないということからでた 京都府土木事務所のお願いです。多くの人がそう思っていると思います。
一方 小学校3年生の道徳の教科書には正直でありなさいと いくつもの例を挙げて 書いてあります。

 お互いに尊敬しあうA君とB君が鴨川を歩いていました。 ヌートリアの親子が今出川大橋の下を エサを求めて うろうろしていました。 トンビやハトやカラスやカモに くさの実やパンくずを  全部 食べられていました。 A君は親子のヌートリアに給食のパンの残りをあげました。B君は 給食は全部食べたので パンをあげることができませんでした。 B君は看板をみて A君に ヌートリアにパンをあげないように言いました。二人で ヌートリアにエサを与えることについて 話し合っていました。

 忘れ物をA君に届けようと道徳のC先生が遠くから追いついてきました。そしてヌートリアの親子が給食のパンを食べているのを見つけました。 C先生は ヌートリアが給食のパンを食べていたので 与えたのは A君かB君のどちらか か 二人ともと思いました。
C先生は まず A君に パンを与えたのは誰ですか 正直に答えなさいと 言いました。 A君は 叱られるのが嫌だったので パンを与えたのはB君です と 答えた。 C先生は つぎに B君に パンを与えたのは 誰ですか 正直に答えなさいと 言いました。B君は A君が叱られると思い パンを与えたのは僕ですと 答えた。  C先生は A君とB君の言っていることが一致したので 二人が 正直だと言って褒めました。 

 私は 思います。 正直に答えよ というのは 脅し文句である。正しいことかどうかの 判断にも使えない。むしろ 大人が子供に嘘をつかせるきっかけを与えているのではなかろうか。 今回 ヌートリアにエサを与えることを考える良い機会だったのに その機会をも なくしてしまった。 と 思いました。

 


 

0 件のコメント:

コメントを投稿