2017年8月26日土曜日

小説 F社とG社の選挙

F社とG社の選挙



2020年9月15日 JIT大学23期卒業生の同窓会がK市のホテルで開かれた。F君はfaceback社を在学中に立ち上げ faceback社は今も1部上場の企業である。G君はY社に就職した1年後退職してgootec社を立ち上げた。 gootec社も1部上場の企業である。F君は人の顔が好きだ。顔にはそのど人の生きてきた結果を読み取ることができる。ある時点での顔は人類の生物として進化してきた一つの現象でありその証拠を見ている。たくさんの顔を見れば私たち人間がどこに向かっていくのかわかるかの知れない。そう思ってfaceback社を立ち上げた。G君は 本や新聞の文字を読むのがめんど臭くて マウスをクリックして仕事をしていた。検索サービスを提供していたY社で退屈な仕事をしていた。キーワードでの検索に不満を覚えていた。見せたい人が選んだキーワードでしか調べたいものが見つからない。人間の営みの結果 つまり 人間の遺産あるいは人間社会そのものを見せたい人の意図ではなく、見たい人の意図で見ることができる検索サイトを作ろうと考えた。ウェブページのどこからきてどこに行くかという情報を集めれば クリックする人が早く見たいものに到達できるのではないかと考えた。 そうしてG君はY社を退職しgootec社を立ち上げた。 F君とG君は同窓会でしゃべっていた。今の政治家は嘘つきばかりで民意が反映されていない。これから国はどうなっていくのだろう。テロや戦争、大規模災害、格差社会、と良いことがちっともない。 faceback社はk市から依頼を受けて電子投票のシステムを作った経験があった. gootec社は JIT48と言うユニットのセンターを選ぶ総選挙の仕組みを作っていた。 話していると 選挙を実際にやってみないかということになった。民意が政治に反映される幸せな生活な送れることをお互いに約束し別れた。

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