2024年12月24日火曜日

認知症と介護予防

 医療保険の高騰つまり国民医療費の増加 介護保険利用者の増加つまり介護保険料の増加により医療保険 介護保険ともに窮地に追いやられている。 そのため介護予防という苦肉の策がとられている。一見かっこよい。耳障りがよい。健康寿命も おなじことだ。公的な医療保険や介護保険を使わないということだ。 さてそんなことを言うと お金のことばかり言って 人間の幸せって何なのか ちっとも考えていないと批判されるに違いない。

さて 認知症の患者は増加の一途 認知症治療薬の医療保険の圧迫感はすさまじい。社会保険組合は利用者した医療機関に診療報酬を支払えなくなる可能性もある。また 介護保険における認知症利用者の費用も増加の一途。  この先どうなっていくのだろう。 認知症患者に対する介護予防という考え方は どんどん推奨されてきた。介護の手間のかからない方法 認知症進行を遅らせる方法 認知症にならない方法 が模索されている。現在 介護予防に対するリハビリテーション技術の応用、認知症に対する音楽療法などが 具体的に進められている。

さて認知症に対する医学的研究が 進んできた。その中で 初期のアルツハイマー認知症本体に対してレカネマブが保険薬として認められたのは今年だ。 また アルツハイマー病に対しての研究では病気の本体と周辺症状という2つに分けた考え方が一般的となってきた。本体は記憶の障害や認知の障害、周辺症状は本体によって引き起こされる感情の障害である。本体は進行しても感情は簡単には進行しない、変化するものという考え方だ。 リハビリテーションや音楽療法は 感情に働くと考えられている。本体に影響を与えるかどうかは不明な点が多い。 しかし 感情に働いて 介護の手間がなくなっていけば それで よいのではないかという 考え方もある。 今のところ医療では本体に働くものは 少なく 周辺症状 感情をコントロールする薬は たくさん使われているのが現状である。医師によっては使いすぎのところもある。

2024年12月22日日曜日

幼児リトミック

 保険薬の場合

前に持っていた機能の回復 維持が  目標だ。回復したあと薬を使わなくて良くなるのが 理想だ。 薬を使った治療に置いては その目標はしっかりしておりその評価はエビデンスに従った治療によって決まる。

一方幼児リトミックや音楽療法はどうか。

まず目標 音楽を使って心を育てる。音楽 心 育てる それらは 曖昧だ。 

方法も指導員の裁量に任されている。教科書はない。

当然その評価も曖昧となる。

果たして標準化などできない。 

現在 音楽療法士は国家資格ではない。お国家資格となるためには 

方法や評価の標準化が必要となってくる。誰が施設で行っても同じ結果が得られるということが 標準化である。果たしてそれができるであろうか。ビッグデータ ディープラーニングや多変量解析を使えば評価は可能であろうか。  うーん何とも言えない。

2024年12月14日土曜日

出典のはっきりしない映像

 写真のような画像を見て 生成AIで作ったものか 写真を加工したものか 実写そのものか カメラ自体に面白く見せる装置が付いているのか もうわけが わかりませんね。 もともと 私たちが目で見ている物自体 人によって 違うように 捉えられているのですから。

一応 暗黙の了解があって 実写だと言っていただけです。

さて 一般に 科学論文は 観察や実験結果と ほかからの引用 さらに 自分の考えを しっかり分けて 書くことが 当たり前となっています。 このルールがくずれると 原著ではなくなります。

さて生成AIはどうでしょうか。ビッグデータやディープラーニングで出来上がった 画像や映像や文章や音楽です。 もう観察や実験結果や引用や自分の考えの区別がつきません。 

どうしたものやら。そんなものとしてほっとくべきことなのだろうか。

2024年12月12日木曜日

本 accessのデータベースのツボとコツがゼッタイにわかる本

秀和システム

パラッと見てみた。当初このソフトが出た当座 いっぱんに広めるために サンプルデータを使っていた。それとそっくりなように見えた。勝手に思っているだけです。 

2024年12月6日金曜日

本 縄文時入門 吉川弘文館

 広く縄文時代を扱った本だ。幅広いがいい加減では無い。各地の発掘調査 いろいろな仮説 などが書かれている。膨大な引用からなっている。人の記憶だけで書かれたものではない。コンピューターのデータが無いと決して書けない本と 私は考えた。本の書き方もだんだんこの様になっていくと想像された。

2024年12月5日木曜日

死亡と麻薬について

最近は 麻薬を よく使うようになってきた。痛みや苦痛を取るために 特に在宅や病院で 終末期医療を 行う医師が処方している。麻薬の使い方がよく研究されてきたためでもある。

 これをどう見るか。 私は手放しで喜んでいるわけではない。

1,安らかに 亡くなられました と 医師や看護師が家族に 告げる。家族もそれで納得し 穏やかに送ることができて喜んでいる。 そんなんでいいのかい。麻薬のためにそうなっているように見えているだけかもしれない。仏教では死は苦痛 生老病死の一つとされている。 もともと苦痛なのだ。 生物にとって死は不可逆的だ。そして 死んだら生きているときの心はどうなっていくのか 不明だ。だから 怖いのだ。だから死にたくないのだ。それを麻薬によって死を受け入れやすくするなんて 変。

2 穏やかだと 生きてきたときの 文句の一つも 言えなくて 死んでゆくのではないかと と思う。

3文句や苦痛を死にゆく人から言われると みとる人は ちょっとは反省する。それに楽しかった事苦しかったことも 話し合うことができるではないか。

以上の3つ理由で私は ふんだんに麻薬を使うことには反対だ。


2024年12月3日火曜日

介護保険のゆくえ

 厚労省発表の資料のコピーである。

一枚にまとまっており まとも 御尤であると思われる。 介護保険があってこその審議報告だ。一方介護保険料は どんどん高騰している。サービスを利用するのがあたりまえとなっているからだ。 表向きは審議報告の通りであるが 果たしてふんだんにサービスを利用し続けて良いものか分からないのだ。 その証拠かもしれないが 持続可能な制度ということも同じ厚労省が言っている。介護予防や健康寿命というものだ。これは介護保険や医療保険を使わないようにと言う体の良いキャンペーンだ。  さらに 介護保険サービスが本当に私達を幸せにしているのかの評価もいい加減だ。どんどん人口は減り 東京を除く全国の市町村は人口流出が止まらない。 表向きのいいことばっかり言ってはおられないのだ。と 私は思っている。

2024年12月1日日曜日

総人口に推移や加速度を数値で見る

 グラフばかりながめていてはだめ。2000年の介護保険法施行日 の前後の総人口の推移 推移の加速度の変化を数字でみてみよう。1980-1985 1985-1900 1900-1995 1995-2000 2000-2005 2005-2010 2010-2015 2015-2020 の総人口 と 変化 変化率を表示してみよう。

変化率 (1985-1980)/1980 でみてみよう。

東京の息子は本当に悪いのか

 在宅介護あるいは在宅終末期医療において悪者にされる東京の息子。在宅で献身的に義父義母の介護をおこなる在宅の息子の妻と 東京にすむ息子、たまに帰ってきて なんで入院させないのかとか こんなものを義父義母にたべさせて とか言う東京の息子。

果たしてこの東京の息子は本当に悪いのか。 まず 父母にしてみれば在宅の息子も東京の息子も 同じ息子だ。 在宅がとても裕福で2人の息子が同じ屋根の下で住んでいたらどうなったでしょう。 喧嘩は絶えないかもしれない。 人以外の哺乳類を見えてもわかる。同じ群れの中に兄弟オスが2匹以上いることは滅多にない。 人も哺乳類だ。 東京の息子はたまたま父母が 離れて住むのに適していると判断したから東京に行かされたのだ。あるいは自分でそう思ったかもしれない。在宅の息子は たまたま父母が同居を選んだあるいは自分でそう判断したのかもしれない。 人も哺乳類、そのように判断して 誰を責めるものではないのだ。

そういう理解をしていないと在宅介護 在宅終末期医療は成り立たない。