物を売買して 生計を立ててきた人にとって 保険診療をして儲ける医者は お金の回収が簡単なので気楽なもんだと 思っている かもしれない。
それは 保険診療を始めた若い医者の葛藤でもある。人が悪くなれば患者として 収入の対象となる。よくなれば患者ではなく 医者にかかることはなくなるので収入はなくなる。 お金の面から言えば 患者を治さなければ収入が続く ということになる。 人をよくしよう 困ってきている人を 治したいと 思う 医者にとっては 治さないほうが儲かるという 診療とは なんなんだ という 葛藤が生ずるのである。
それをどうやって解消していくか。
1 病気にならなければ 収入が増えるという制度に変える。
2 収入のことは考えず とにかく 困っているひとの話を聞き 困らなくする そのことに喜びを感じながら 生活する。
3 少しは収入のことを考え 貧乏にならない程度 医業が続けられる程度にお金を稼ぎながら 患者を診る
4 収入が増えることを 第一に考え 評判を落とさない程度に医業を続ける。
そんな風に考えながら 人それぞれで 医者を続けている。
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