2023年8月18日金曜日

来週は電子カルテを使った先生の診察です。

 もうすっかり大病院では定着している電子カルテです。医者になった頃にはすでに電子カルテがあった30代の先生はどう思っているのだろう。10数年前まで多くは紙カルテだった。電子カルテ以前は紙カルテ レセプトの電子請求 と 言う時代が長く続いた。 当初は紙カルテの左側部分を電子カルテに変えついでにレセプト入力も 医師に任せて はぶける というものだったとおもう。入力は医療秘書に任せるということも言われたが医療秘書を雇える余裕のある病院はない。患者を病院に紹介すると患者は不満だらけだった。顔も見ないでキーボードばかり打っている。聴診器一つもあててくれない。などなど。

あれから 15年ほど経っている。今は電子カルテは当たり前。 診察は機械的。データの表現は共通、病名や所見の表現も共通。クラウド上のサーバーに診療データは蓄えられている。クエリーや検索も 容易。 一方ランサムウエア、マイカードなどの失敗による本人確認の不安定さに さらされている。患者と医師のコミュニケーション不足による 不満は増加している。もう諦めていると言ってもいいかもしれない。

電子カルテの改善が もっともっとなされてほしい。 生成AIを使うことによって言語、医療用語はもっとつかいやすくなる。インターネット回線、ローカルネット、専用線の改善により 通信の失敗の不安がなくなる。VRなどを使った説明と同意も容易になる。 診断補助、治療法選択の補助は今以上となる。それらによって 医師自身が電子カルテに縛られることなく、より患者のことを聞き考える時間が増えていくということも考えられる。



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