2023年5月19日金曜日

本 日本国史 田中英道著 育鵬社

 文献がなかった時代の縄文人がいたころに ある程度国家としてのまとまりがあり 歴史だと。作者は言っている。三内丸山遺跡など東北の後期縄文遺跡での発見、関東の古墳群などから 歴史があり 継続して天皇家などの 国家が形成され 現代にいたっていると考えているように見える。

 私は 縄文時代の生活と 弥生時代の稲作栽培を中心とした集団生活が あまりにギャップが大きすぎるように思う。さらに 古墳時代 ヤマト王朝じだいと かなりの ギャップがあるように 見える。一つの人種なりが 変化していったにしてはあまりにギャップがありすぎる。 それよりは 縄文時代後にたくさんの 移民が日本列島に 波状的にやってきて 戦争したり、混血したり して 多様な変化 淘汰 しながら 奈良時代の中央集権国家へと 日本列島が 変化していったのではないかと 思っている。 

 表面的には一つの人種国家が変化しているように見えて 実際は 移民 多様 淘汰を 繰り返していたのではないかと考えている。 したがって 田中氏が思い描く日本国史とは 多少異なる。

1 件のコメント:

  1. 仏教に鎮護国家の役割をもたせたことと神仏混淆の宗教の成立を合わせた考えをこの方は持っている。

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