2021年8月22日日曜日

本 ヘイトをとめるレッスン ホンソンス著 たなともこ、相沙希子 訳 ころから発行 シリーズいきする本だな

 著者の考え方の矛盾。

P67差別を理由にして苦痛を与える行為がハラスメントとしている。

 その差別は 固定した変えることが出来ない個人の識別、アイデンティティとしている。 法律で 性別、障害、病歴、年齢、言語 出身国家、出身民族、人種、皮膚の色、出身地域、出身学校、容貌などの身体条件、結婚の指向、性自認、学歴、雇用形態、社会的な身分など を あげている。 なかなか、自分では変えることが出来ないものである。

一方 p77ジョンロールズの政治哲学などをもとにしてもとにして 「すべての者は平等な人間で、人間性の尊厳を持ち、すべての者は正義に関する基礎的な権限を持ち、すべての者は暴力、排除、侮辱、従属のもっとも激しい形態から保護される資格があることについて確信」するのが、正義の重要な基礎であるが、ヘイト表現はこの基礎を崩壊させるのだ。

ともかいている。 最初から誰が決めたのかわからない正義が存在し、その正義に守られなければならないと言っている。 正義も変わる、アイデンティも変わる。 そんなことを かわらないものとして固定、先入観をもっているから、差別が生まれヘイトが生まれるのではないか。  というのが私の考えである。

 固定的な考えを持ってしまうと先に進めない。 よって この本を読むのは中止する。

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