本の成り立ちについて解説した部分です。p18ー19
このような現象はいまと変わりありません。週刊誌で誰かが叩かれたら、猫も杓子も他人の尻馬に乗って叩き始める。インターネットで誰かが「炎上」すると、我も我もと批判を始める。スピノザもまた、彼の思想に触れたこともなければ、彼の著書を読んだこともない人々によって批判されたのです。。。。。
「エチカ」の最後の部分でスピノザはこんなことを書いています。
無知者は、外部の諸原因からさまざまな仕方で揺り動かされて決して精神の真の満足を享受しないばかりでなく、その上自己・神および物をほとんど意識せずに生活し、そして彼は働きを受けることをやめるや否や同時にまた存在することもやめる。
今 無知者であふれていると 思いませんか。
少し話は変わりますが 自己・神および物をほとんど意識しないのが 瞑想や座禅と信じているかたも多いが それは間違いです。
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