2021年2月16日火曜日

新型コロナウイルス感染症関連情報 を 振り返って: 政府の指示の特徴 指示を出してしまえば うまくいったと思ってしまう。

 NHKの コロナ関連の時系列にニュースをまとめたものがある。

2月3日 乗客の感染が確認されたクルーズ船 横浜港に入港

2月13日 国内で初めて感染者死亡 神奈川県に住む80代女性

2月27日 安倍首相 全国すべての小中学校に臨時休校要請の考え公表

 みなさんは 感染の怖さを実感しないときに2月27日 なんで 安倍首相が あんな強権的なことを 言い出したのか 不思議がった。 しかしこれは 安倍首相が 気まぐれに 言ったことではない。

 クルーズ船 国内での死者 などをうけて 2月16日 首相官邸において、安倍総理大臣出席のもとに、新型コロナウイルス感染症専門家会議が開催され、感染経路を追えない複数の事例が確認されたことから、感染の段階が国内感染の早期に進んだとの認識で一致しました。

と ある。 令和2年2月17日 日医の横倉会長から 都道府県医師会長、郡市医師会長あての  文章より。

 さらに この会議での 認識について こう書かれている。

 感染経路は飛沫感染、接触感染

 一部の患者に強い感染力を持つ可能性がある。

 無症状病原体保有者がいる。

 無症状~軽症の人が多い

 発熱や呼吸器症状が1週間前後持続することが多く、強いだるさ(倦怠感)を訴える人が多い。

 高齢者、基礎疾患保有者は重篤になる可能性が高い

 対症療法が中心で、特別な治療法はない。

さらに 国から本日付けで別添のとおり同感染症について相談受診の目安が示されたところです。

また 帰国者接触者相談センター に も相談しなさいと 書いてありました。


あれだけ ちゃんとした 感染症の認識を 持っていました。 しかし、 その後感染症はどんどん 広がっていきました。  

 相談をうけて ゆっくりPCR検査で 患者を拾い上げて 重症者を 集中的に治療すれば

なんとか なる と 思っていたのではないだろうか。

指示を出せば 相談業務も検査、診断も さっさと進むと 思っていたのではなかろうか。

指示を出してしまえば うまくいったと思ってしまう。 そこが 大きな欠点だと 私は 思っている。

 


  その指示後 症状が出てから 隔離や治療開始までに 2週間以上かかるケースが ありました。 相談業務、感染経路調査、診断 は 後手後手となりました。 無症状病原体保有者がいることを認識しながら のんびりした 対策だったのです。 無症状の方、治療開始されない方は当然 ウイルスを あちこちに 広めます。


 指示を出してしまえば うまくいったと思ってしまう。 欠点です。

 

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