2017年10月3日火曜日

2年前の商習慣

2年前に診療所を廃止するとき診察机の引き出しに突っ込んであった タクシーチケットを20枚ぐらいを産廃として棄てた。薬やさんから 頂いたのを 日付の入ったものだ。薬やさん協賛の勉強会の交通手段としてタクシーを使ってくださいと渡されたものだ。私は自転車を利用していたので タクシーは使わなかった。勉強会の後意見交換会と言う場が別のフロアーであったが飲酒運転となるので 出席せずまっすぐ帰った。2年前の商習慣はそのようなものだった。薬を仕入れも在庫があると赤字がでた。患者さんのことを思うと 調剤薬局を利用する気にはなれなかった。支払いも処方代金が余分にかかるし 小さい子供を抱え、手押し車を押して 離れたところへ行かすつもりはなかった。
 薬屋さんには 飲み食いに金を出すより薬価を下げろと言っていた。
 2年前はそのようであったが25年前は違っていた。飲み食いに自分でお金を出すことが少なかった。薬も大量に購入した。そういう時代だった。その後時代は大きく変わっていった。 薬を開発し発売するまでに 沢山の過程がある。その姿勢はメーカーによってずいぶん異なる。 買収が繰り返され グローバル化も進み 巨大な企業となっていった。 国家や学会との関係もメーカーによってずいぶん異なる。  ちなみにスモンで有名なキノホルムを製造していたのはチバガイギーという会社で 府立医大虚偽論文のディオバンはノバルティスと言う会社だ。チバガイギーが合併買収などを繰り返しノバルテイスと言う名前になったと私は理解している。企業は大きくなりすぎると 中身が見えなく怖い。

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