2017年10月4日水曜日

エドワードスノーデン

変態する世界 ウルリッヒベック 岩波書店 2017年4月5日発行

開業医という仕事をしていて 自分がしなかったことが たくさんたまっていることに気づいている。 その一つとして 30年間に 西洋的な考え方が どう変わっていったのかということに 興味があった。 その一つとしてたまたま目にしたのが この本 変態する世界 ウルリッヒペック著 枝廣淳子/中小路佳代子訳 。 そのまえがきに
-----この数十年間、私たちは繰り返しこうした規模の変態に直面してきた。ベルリンの壁の崩壊から、9.11のテロ攻撃、世界中で起こっている破局的な気候変動、フクシマの原子炉災害、金融危機、ユーロ危機から、エドワードスノーデンによって白日の下にさらされたデジタル通信時代における全体主義的監視によって自由が脅かされる事態まで、-----

 とある。  仕事をしながらでも マスメディアによってリアルタイムに知ることができた事柄ばかりである。 しかし 仕事や自分の生活や考え方に どう影響を与えているのかを考えもせずに 生きてこられている。  考えられるうちに考えておこうそう思った。
 幸い エドワードスノーデンに関し2本のDVDがでていたので早速見てみた。1本はシチズンフォー /スノーデンの暴露 監督スティーヴンソダーバーグ 販売元松竹 1本は スノーデン 監督オリバーストーン 販売 ポニーキャニオン  前者はドキュメンタリー作品 で こちらを先にみると 後者のドラマが わかりやすい。

 ウルリッヒベックは 上に書いたように エドワードスノーデンによって白日の下にさらされたデジタル通信時代における全体主義的監視によって自由が脅かされる事態 と まとめてしまっている。 両作品から 自分に響いたキーワード、何度も発せられた言葉を羅列することにする。
監視 一般市民 米国民 外国 メタデータ ドローン 収集 億単位のデータ 検索 自由 プライバシー 誇り(自分の感想) 安全 権利 利益 武器 NSA 権限 認証 出世   ”子供と偉い人が対等にやり取りができた かつての インターネット”(作品の中でどういう表現を使っていたか忘れた)

インターネットやハイパーテキストの仕組みが 自由を脅かしたり、軍事に利用できなければ それらを考えた人はノーベル賞をもらっていたと思うが。実際はよく知らないけれど。現実は違う。ダイナマイトや原爆が 使われたように。 

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