2021年4月5日月曜日

本 生命とは何か What is LIFE? ポールナース著 竹内薫訳 ダイヤモンド社

 西欧のキリスト教が広がっている国では、ダーウィンの 種の起源 進化論は 大きな意味を持っている。生命体が神が1度に作ったもの という 考え方ではなく 生命体は実際に進化するということを 見せつけた。  そういうことも 作者がこの本を書いた一つの理由だ。


p91

細胞は、変異を修復するが、完全にはうまくいかない。もし完全に成功してしまえば 一つの種のすべてが同じになって 進化は止まる。これは、誤り率自体が自然淘汰の対象であることを意味する。

誤り率が高すぎれば ゲノムによって蓄えられた情報が劣化して意味がなくなってしまうし、誤りが少なすぎると、進化による変化の可能性が低くなってしまう。長期的に見れば、最も成功を収める種は、不変と変化との絶妙なバランスを保てる種ということになる。


上記のことは コロナウイルスと人との関係においても 言えることなのかもしれない。

いまは 変異ウイルス株が 次々と現れている。そのうち ヒトとコロナウイルスが あるところで 共存しながら その広がりが定常状態に 達するのかもしれない。

変異株と感染の広がりについての 考え方の一つだ。


0 件のコメント:

コメントを投稿