2025年5月1日木曜日

本 NEXUS 情報の人類史 上 ユヴァル・ノア・ハラリ著柴田裕之訳 河出書房新社

この本で扱っている情報は人間同士のやり取りのことで人の個体の中でシナプス網でつながっている話 脳科学や仏教学の話ではない。 はじめに言っておく。

 プロローグではっきりと主張することが書かれている。 p10

自分の手に余る力を呼び出す傾向は、個人の心理ではなく、私たちの種に特有の、大勢で協力する方法に由来する。人類は大規模な協力のネットワークを構築することで途方もない力を獲得するのものの、そうしたネットワークは、その構築の仕方のせいで力を無分別につかいやすくなってしまっているといるのが、本書の核心をなす主張だ。

p11 だから妄想的なネットワークは失敗する運命にあると決めてかかるべきではない。そうした全体主義政権の勝利を防ぎたければ、私たちは自ら懸命に取り組まなければならない。

ブッダの考えに近いが p28 本書は、そのような中道を探求することに捧げられている。

また マカフィーの宣伝メールの日本語訳より

AIの発達により、本物と 偽物の見分けが難しくなっています。そこで、AI搭載の詐欺検知機能が お客様のプランに組み込まれました。

 情報そのものに力があるのであって 真実であるのか嘘なのかは 次の次の次くらいのことであると言っているカモネギ。

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